「いい人だけど好きになれない」恋愛脳を変える!ドキドキ依存脱却術

彼の彼女や奥さんになったらきっと幸せだけど、なんだかドキドキしない。
あともう少し、イケメンだったら……年収が高かったら……スマートにリードしてくれたら……。
気づけば、また“ないものねだり”をしている。そんな自分に嫌気が差す。
いっそのこと彼のことを好きになれたら、どんなに楽だろうか。
いい人だけど好きになれない――
恋する女性の多くが経験する悩み。
そんな悩みを抱えるあなたに、注意しておきたいことがある。
このまま恋愛を続けていると危ないかもしれない。
なぜなら、筆者(がっちゃん)は「いい人だけど好きになれない」という気持ちを何度も経験し、失敗してきたからだ。
この記事では、筆者が婚活を通して学んだ「いい人だけど好きになれない」と感じる理由と対処法をお伝えしていく。
「いい人だけど好きになれない」3つの理由とその心理
「いい人だけど好きになれない」はなぜ起こるのだろうか?
「なんとなく好きになれないだけ」
そう思うだろう。
ただ、「なんとなく」の正体を暴いていくと、次の3つの理由が多い。
- 外見が好みではなくキュンとしない
- 「オスみ」を感じない
- 過去の恋愛と比べてしまう
3つの理由を筆者の経験談とともに詳しく説明していく。
「あるある!」「わかる!」というポイントがあるか、確認しながら読み進めてほしい。
【理由1】外見が好みじゃない

※画像はイメージです
顔面・身長・ファッションなど、外見が好みではなくキュンとしないため、「いい人止まり」になってしまい、好きになれない。
キュンとしない状態でまた会うモチベーションを高めるのは難しい。相手のことを詳しく知らないまま、フェードアウトしてしまった経験がある人も多いだろう。
筆者が過去にマッチングアプリで100人くらいと会っていた時、初回デートの後、「いい人なんだろうけど、好きになれる気がしないな……」と次のデートに進めなかった相手がたくさんいた。
今、冷静になって考えてみると、
- 顔面が好みじゃない(イケメンじゃない)
- 身長が低い
- ファッションがおしゃれじゃない
だいたいどれかに当てはまっていてキュンとしないという共通点があったように思う。
あなたもそんな経験はないだろうか?
【理由2】「オスみ」を感じない

※画像はイメージです
「オスみ」を感じず「好き」という気持ちが盛り上がらない。
「オスみ」とは、男性的な魅力や男らしさのこと。
次のような要素に「オスみ」を感じ、ドキドキする女性は多いだろう。
- リードしてくれる
- 行動がスマート
- 女性の扱いがうまい
- 決断力がある
- 経済力がある
デートで暗めのおしゃれなイタリアンを予約してくれ、トイレに行っている間にお会計を済ましてくれる。
そんな男性に「オスみ」を感じてドキドキしたことがある人も多いはず。
逆にいえば、「オスみ」を感じない相手に対しては、ドキドキしたり好きになったりしにくい。
【理由3】過去の恋愛相手の長所だけと比べてしまう
過去の恋愛と比べて理想が高くなり、新たに人を好きになる感覚が鈍くなってしまっているから、なかなか人を好きになれない。
筆者の場合は、相手と別れるたびにどんどん理想が高くなっていった時期があった。
例えば、過去の恋愛で
- イケメン高身長だったAくん(寄り添いが足りなかった)
- 寄り添い上手のBくん(年収が自分より低かった)
- 高年収のCくん(身長が低かった)
これら3人と付き合っていた場合、「次に付き合うなら、Aくんのような見た目で、性格はBくんのように優しく寄り添ってくれて、年収はCくんくらい!」と理想が高くなっていく。

「元カレキメラ」を錬成して、どんどん理想が高くなるばん!
理想が高くなった結果、新しい出会いがあっても「なんか物足りない」と感じ、好きになれないのだ。
「いい人だけど好きになれない」で悩む人の勘違いと落とし穴
前章の「いい人だけど好きになれない」理由を読んで、「あるある!」「わかる!」と感じたあなた。
実は「好き」の定義を勘違いしている可能性がある。
例えば、
- 「ドキドキ」だけが好きだと思っている
- 「一目ぼれ」が最上級の好きだと思っている
のように、「瞬間的に高まる感情だけが好き」という勘違いだ。
このまま勘違いに気づかずにいると、ずっと誰も好きになれないかもしれない。
あなたの「好き」の気持ちを取り戻すために、どんな勘違いなのかを詳しく解説していく。
「ドキドキ」だけが好きだと思っている
好きという気持ちは、「ドキドキ」「キュンキュン」するもの。
「うんうん、そうだよね!」と思った人は、大きな勘違いをしているかも。
「好き」は「ドキドキ」や「キュンキュン」だけではないのだ。
恋愛心理学者・山崎先生が上の動画で語っている通り、「好き」という気持ちには「ドーパミン型の好き」と「オキシトシン型の好き」の2系統がある。

つまり「ドキドキする好き」が「ドーパミン型の好き」であるのに対し、「安心感・信頼感による好き」は「オキシトシン型の好き」に当たる。

子宮がうずくような「キュンキュン」はどっちの「好き」なんだぱん?

キュンキュンは「ドーパミン型の好き」ですね!
「ドーパミン」「オキシトシン」というのは、脳内で働く神経伝達物質のこと。
難しいことはさておき、「ドーパミン」は一時的な依存性は非常に強いが、2~3年で冷めるのに対して、「オキシトシン」は依存性が低く、長続きするという特徴がある。
ここまで聞くと、「オキシトシン型のほうがなんとなく良さそうじゃん!」と思うだろう。しかし、頭でわかっていても、いったんドーパミンによる快楽のとりこになると、抜け出せなくなる人も多いのが怖いところだ。
ドーパミン依存にならないためにも、ドキドキだけではなく「安心感・信頼感」も好きの一部であることを覚えておいてほしい。
「一目ぼれ」が最上級の好きだと思っている
「出会ってすぐ好きになれないと、ずっと好きになれない! 一目ぼれが正義!」と思っている人は、既に「ドーパミン型の好き」に完全に侵されてしまっているかも。
「オキシトシン型」の好きは、一緒にいるうちにだんだんと安心感や信頼感を感じ始め、「じわじわ好きになる」ことが多い。
一目ぼれしなかったからといって、次に会うのをやめてしまったら、「オキシトシン型の好き」を感じるチャンスを失ってしまう。
「オキシトシン型の好き」を感じるために、「いい人だけど好きになれない」と感じたときの対処法もお伝えしていく。
ここまで読んで、「オキシトシン型の好きがピンとこない!」「やっぱりドキドキも大事だよね!」と思った人は必見だ。
「いい人だけど好きになれない」と感じたときの対処法4選
「いい人だけど好きになれない」と感じたときの対処法を4つお伝えする。
「ドキドキ」と「安心感・信頼感」のどちらも感じやすくする方法なので、ぜひ実践してみてほしい。
【対処法1】とにかく会って話す

※画像はイメージです
オキシトシン型の「じわじわ好きになる恋愛」のチャンスをつかむためには、とにかく会って話すことが重要。
一度会っただけで判断せず、何度も会って話してみることで、ようやくわかってくる相手の良さもたくさんある。
実際に筆者が夫と初めて出会ったとき、「目がクリクリできれいだな」とは思ったものの、決して「わぁ、イケメン! キュン!」という瞬間的な気持ちの高ぶりはなかった。
彼は性格的にもオスみが強いタイプではないので、その後のデートでも、ドキドキよりも安らぎを感じることが多かった。
しかし、デートや電話を繰り返しているうちに、彼の価値観や芯の部分が見え始めると、「えっ! めっちゃ男らしくてかっこいいんやけど……!!!」としだいに彼を好きになっていった。
子宮がうずくようなドキドキ・キュンキュンする好きとは全く種類が違うような……。
人として、男性として、心から安心・信頼できる人を見つけたときの、まさしく「心がぽかぽかする」ような感覚――とにかく会って話したからこそ、知ることができた感覚だった。
感じたときの多幸感は格別だったので、ぜひあなたにも感じてもらいたい。
【対処法2】彼の長所を可視化する「いいところノート」

※画像はイメージです
デートが終わった後に彼のいいところをノートに書き出してみてほしい。
いいところを意識的に探して覚えておくことで、「好き」な気持ちが育ちやすくなるからだ。
彼のいいところを探すとき、次の2つに気をつけてほしい。
- 「内面的」な良さを意識的に探してみる
- 「してくれたこと」にばかり注目せず、「しないでいてくれた」ことにも目を向ける
「しないでいてくれた」ことを探すのは難しいが、筆者が実際に夫でやってみて見つけたことは次の通り。
- 束縛しない
- 否定しない
- うそをつかない
- 他の人と比較しない
- 勝手に決めつけない
実際に付き合ってみると、「してくれた」ことよりも「しないでいてくれた」ことのほうが居心地のよさにつながることもある。ぜひ参考にしてみてほしい。
「うわ~、面倒くさそう!」と感じた人もいるだろう。
その気持ちはよくわかる。実際、筆者も最初は面倒だと思っていた。
でも、いいところ探しを一度身につけると本当に人生が変わるから、どうかだまされたと思ってやってみてほしい。
大げさに聞こえるかもしれないが、筆者はいいところ探しを始めてから、恋愛だけでなく、仕事などの人間関係全般がうまくいくようになった。
人の嫌なところより、いいところに目を向けられることで、相手から好意を感じやすくなるし、相手からも好意を持たれやすくなる。
それだけですごく生きやすい。
【対処法3】「ドキドキ」するシチュエーションを自分から作る
「ドキドキ」を自分から作ることで、好きという気持ちが盛り上がる。
「ドキドキって自分から作れるの? 男性が感じさせてくれるものじゃないの?」
筆者も最初はそう思っていたが、意外と簡単に作れるのだ。
例えば、次のように物理的に距離が近くなったり、緊張感のあるデートを取り入れてみたりするのがおすすめ。
心拍数が上がり、相手へのドキドキも感じやすくなるのだ。
- 横並びの席の居酒屋
- ドライブ
- 映画、プラネタリウム
- 雰囲気のいいお店
- お化け屋敷

ベタだけど、つり橋効果は意外と効果的ぱん!
筆者は夫との2回目のデートで鴨鍋のお店に行ったのだが、偶然通されたカウンターで横並びの席に座ったのがすごく良かった。
雰囲気のいい、少し緊張するお店。テーブルを挟んで対面に座るよりも近い距離。
ときに目を合わせながら話していると、自然とドキドキしてきた。心の距離も縮まり、すごく話が弾んだのを覚えている。
【対処法4】未来を想像できる会話やデートで関係を進展させる
ささいなことでもいいから、未来につながる話やデートをしてみてほしい。
筆者も婚活中によくやっていた方法だ。
セフレなど一時の関係であれば、未来なんかどうでもいいが、長く付き合うなら、未来を想像できる人のほうが好きという気持ちが高まりやすい。
会話の場合は、「来月から始まるイベントに行こう」など近い未来の話から始めて、「今年のクリスマスはこんなことがしたい」「将来は都会か田舎どっちに住みたい?」と、少しずつ遠い未来の話をしてみる。
デートの場所は、ファミリーがたくさんいる場所(例:休日のショッピングモールや遊園地など)や、生活を想像できる場所(例:家具屋など)に行ってみる。
そうすることで、無意識にお互いが未来も一緒にいる場面を想像してしまう。
逆に、全く想像できなかったら、相性が合わない可能性が高い。
「いい人だけど好きになれない」の呪縛を解く「マインドの変え方」
前章の対処法を試してみても、「やっぱり好きになれない」と感じた人に向けて、最後に大切なマインドをお伝えしたい。
今からお伝えするマインドを意識することで、少しずつあなたの「好き」という気持ちを取り戻せるかもしれない。
減点方式をやめて「いいところ探し」に切り替える
相手を減点法で見ると、厳格になり相手に完璧を求めてしまう。減点方式をやめて、「いいところ探し」をするよう心がけてみてほしい。

減点方式で相手を見ていると本当にいいことがないぱん。
「【対処法2】彼のいいところをノートに書き出す」で述べた通り、相手のいいところをノートに書くマイルールを作っていると、意識的に「いいところ探し」ができるようになる。
「好き」の定義を広げてみる
ドキドキだけではなく、安心感・信頼感などの感情も「好きカウント」してあげてほしい。

そもそも、ドキドキってそんなに重要なのぱん?
セフレなど短期的な恋愛では、ドキドキだけでもやっていけるかもしれないが、長期的な恋愛になると、安心感や信頼などは必要不可欠になってくる。
「そんなすぐに好きの気持ちは変えられない!」「やっぱりドキドキしたい!」
めっちゃわかる。
なにも全くドキドキしない人を無理に好きになれというわけではない。
ドキドキを主食ではなく、薬味くらいの役割に下げてあげてほしい。
安心感や信頼感による「好き」は、ドキドキよりもわいてくるのに時間がかかる。
だからこそ、すぐに相手を「好きじゃない」と判断せず、「いい人だけど好きになれない」と感じた時の対処法4選の通り、とにかく会って話す・いいところ探しをするなどの機会を持ってほしい。
面倒に思うかもしれないが、この努力が後から効いてくる。
「恋愛脳」を卒業して結婚相手候補として相手を見てみる
「恋愛脳」を卒業して、結婚相手候補として相手を見てみてはどうだろうか。
「結婚相手候補? 別に今すぐ結婚したいわけじゃないし!」
そう思った人も少し考えてみてほしい。
あなたが例えばセフレのような「一時的な恋愛」を求めている場合は、恋愛脳で「とにかくイケメンでオスみが強い男性」を選べばいいだろう。
けれど、長期的に一緒にいたい相手を選ぶなら、「イケメンでオスみは強いけど浮気しまくる男性」はナシではないだろうか?
一晩だけ心地よければ良い「セフレ」と長期的に過ごす結婚を前提とした「彼氏」では、当然優先すべき条件が違う。
長期的な彼氏には、価値観の合う人を選ぶ必要がある。

どうせ付き合うなら、価値観が合って長く付き合える人と付き合いたいぱん!
「恋愛脳」で相手を選んでしまうと、致命的な価値観の違いが見つかることも多い。
だからこそ、
- 結婚するなら夫としてどうか?
- 子どもを持つなら父親としてどうか?
こんな視点で「結婚相手候補」として相手を見てみることで、価値観の合う人を選ぶことができ、「いい人だから好きになれる」かもしれない。
特に「将来は結婚したい」と考えている人は、今すぐに考え方をアップデートしてほしい。
まとめ:「好き」の定義をアップデートして「いい人だから好きになれる」あなたへ!
筆者は「恋愛脳」で短期的な恋愛ばかりしてきたせいで、長期的な恋愛に必要なマインドが全くなく、「いい人だけど好きになれない」出会いを繰り返してきた。
結果、いざ「結婚相手」を探そうと婚活に乗り出しても「長く一緒にいられる人を見つける」というマインドに変換ができず、大変苦労することになったのである。
恋愛がうまくいかない理由もよくわからない。自分1人の力ではまた失敗するんじゃないかと不安になる。
そうして最終的に、結婚相談所のナレソメ予備校の門をたたくことになった。
この記事に書いた対処法は全部、婚活中に筆者が実際にやってきたことだ。
面倒で嫌になりそうなときもあったが、ナレソメ予備校のサポートと自身の努力のかいあって、長く一緒にいられる人を好きになれた。現在は幸せな結婚生活を送っている。
ナレソメ予備校では、入会時に「自己理解プロジェクト」が用意されている。
自身のタイプを正しく分析するカリキュラムを経ることで、その後の相手探しがスムーズになる。
また、数々のゼミやプランナーとの密な壁打ちを通し、活動中も自己理解を深めることができるため、結婚後に「こんなはずじゃなかった!」が起こりにくい。
筆者自身、ナレソメ予備校を利用しなければ、今も「いい人だけど好きになれない」ままだったかもしれない。
筆者のように、「いい人だけど好きになれない」という悶々とした悩みを抱えている人は、ぜひナレソメ予備校の無料面談に来てほしい。
あなたが「いい人だから好きになれる」恋愛ができるよう、お手伝いしたい。
がっちゃん
がっちゃんの成婚インタビューはこちらから!