GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

本の内容

ナレソメ予備校の動画でもご紹介した、全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の教授、アダム・グラントによる衝撃のベストセラー『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』。本書の核心は、人間を「他者との関わり方」を3つのタイプに分類し、誰が最も成功するのかを科学的に分析した点にある。

  • ギバー:人に惜しみなく与える人
  • テイカー:真っ先に自分の利益を優先させる人
  • マッチャー:損得のバランスを考える人

※引用:『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』

一般的には、貪欲な「テイカー」や、損得勘定に長けた「マッチャー」が成功しやすく、他者優先の「ギバー」は搾取されて終わると思われがちだ。実際にエンジニアや医学生、販売員など、さまざまな職種のデータを分析すると、最も成績が悪かった人は「ギバー」だった。

しかし、驚くべき事実が明らかになる――。

最も成功し、富を築き、高い業績を上げていた人もまた、「ギバー」だったのだ。つまり、「最も成功する人も、最も成功しない人もギバー」というわけだ。

本書では、なぜ同じ「与える人」なのに、搾取されて燃え尽きる人と、大きな成功を収める人に分かれるのか。その決定的な違いと、「成功するギバー(自己犠牲ではなく、他者指向性を持っているギバー)」になるための戦略が、膨大なデータと事例をもとに解き明かされている。

おすすめポイント

「お人よしは損をする」「この世は食うか食われるかの世界だ」
そんな通説を信じて、心を痛めながら生きていないだろうか?

もしそうなら、この本があなたの人生観を劇的に変えてくれるかもしれない。

本書では、「情けは人のためならず」を科学的に立証し、どうすれば自己犠牲に陥らずに他者に貢献できるかという具体的な方法論が書かれている。「他人の利益」と「自分の利益」を両立させる方法は、目からウロコの連続だ。

ビジネス書として紹介されることが多い本書だが、恋愛や結婚、パートナーシップにおいても非常に有益だといえる。受け取るより多くを与え、自分がやったことより相手がしてくれたことに注目できる「ギバー」として振るまう長期的なメリットを理解することで、与え合い、深く信頼し合えるパートナーシップを築けるはずだ。

著者・訳者

【著者】アダム・グラント
1981年、アメリカ生まれ。ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。同大学史上最年少の終身教授。Googleやゴールド・マンサックスなどの組織でコンサルティングおよび講演活動も行う。「世界で最も優秀な40歳以下の教授40人(『フォーチュン』誌)」や「Favorite Professors(『ビジネスウィーク』誌)」にも選出。著書に『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』ほか多数。

【監訳】楠木 建
1964年、東京生まれ。一橋ビジネススクール PDS寄付講座競争戦略 特任教授。専攻は競争戦略。著書に『ストーリーとしての競争戦略』『戦略読書日記』ほか多数。

編集部
執筆者 編集部
ナレソメノート編集部は、専門知識や経験を活かして質の高い記事作成に取り組んでいます。「結婚生活を通じて人生のQOLを向上させる」をテーマに、
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