男性から大切にされない女性の3つの特徴とは? 恋愛心理学者が教える「大切にし合える関係」の築き方
「彼氏はいるけれど、なぜか大切にされていないと感じてしまう」
「最初は優しかったのに、付き合いが長くなると彼からの扱いが雑になってしまう」
このような悩みを抱えている女性は多い。付き合う相手が変わっても似たようなことが繰り返されると、「見る目がないのかな」「自分にも原因があるのかな」と考えてしまうこともあるだろう。
大切にされない背景には、相手側に問題があるケースもある。暴言や無視、束縛などを受けているなら、「私が変われば解決する」と1人で抱え込まず、自分の心身の安全を守ることを優先してほしい。
一方で、2人の関係のなかで、本人も気づかないうちに、相手の男性に「自分は必要とされていない」「この人のために何をしたらよいのかわからない」と感じさせるような関わり方をしていることもある。
本記事では、男性から大切にされづらい女性に見られる3つの特徴と、大切にし合える関係を築くためのポイントを、結婚相談所ナレソメ予備校の恋愛心理学者・山崎が解説する。
山崎敬太
筑波大学心理学類卒。日本パーソナリティ心理学会所属。研究テーマは「遠距離恋愛の関係継続」。在学中から恋愛心理学を探究し、自己肯定感や関係維持の心理を研究。
延べ1,000名以上のカウンセリングを行い、“恋愛と結婚のリアル”を科学的かつ温かく伝える。2025年にはルクア大阪(JR西日本SC開発(株)協力)で恋愛ワークショップを開催するなど、理論と実践をつなぐ恋愛心理学者。
男性は「自分が相手の役に立っている」と感じたい
3つの特徴を紹介する前に、まず押さえておきたいのが男性の「ヒーロー願望」です。
ヒーロー願望とは、相手の役に立つことで「自分には価値がある」「自分の存在が相手を幸せにしている」と感じようとする心理を指します。男性が女性の困りごとを解決しようとしたり、自分の得意なことを話したりする背景には、「頼りにされたい」「認めてもらいたい」という気持ちが働いている場合があります。
もちろん、全ての男性に同じ傾向があるわけではありません。また、男性のヒーロー願望を満たすために、女性が従ったり、能力を隠したり、わざと弱く振る舞ったりする必要もありません。
大切なのは、相手の得意なことを認め、2人の関係のなかで、相手が自分の力を生かせる余地を残すことです。
男性から大切にされない女性の3つの特徴と解決策
ここからは、男性から大切にされづらい女性に見られる3つの特徴を、それぞれに対応する解決策とともに解説します。
特徴1:男性の得意とする分野ですぐに張り合う
1つ目は、男性が得意だと感じている分野で、すぐに自分と比較して張り合うことです。
男性が仕事の成果や収入について話したとき、
- 「でも、私のほうが稼いでいるよ」
- 「私だったら、もっと効率よくできるけどね」
- 「それくらい、私もやっているよ」
などと返してしまうことはないでしょうか。
女性側に相手を否定する意図はなくても、毎回このような返しが続けば、男性は「認めてもらえない」「自分の出番がない」と感じやすくなります。
その結果、男性は「この人を大切にしたい」という気持ちよりも、相手に負けたくないという競争意識を抱きやすくなります。
男性にとって仕事や収入は、パートナーの役に立ち、認められたと実感しやすい分野の1つです。
2018年に発表されたある研究(※)では、男性本人の収入が高い場合だけでなく、妻の収入が夫を上回る場合にも、男性が不倫する傾向が高いことが示されました。
※出典:五十嵐彰(2018)『誰が「不倫」をするのか』
ただし、この研究は、女性の収入や接し方が男性の不倫を引き起こすと証明したものではありません。不倫はあくまで本人の選択であり、女性の収入や態度によって正当化されるものでもありません。
一方で、この研究からは、男性にとって、仕事や収入を通じてパートナーの役に立っていると感じることが、自尊心と強く結びついている可能性が読み取れます。

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解決策:自分を下げずに、相手の「すごい」を受け取る
男性が「自分はこれをがんばった」「こんな成果を出した」と話しているときは、すぐに自分と比較したり、自分の実績を重ねたりせず、まずは「すごいね」「がんばったんだね」と、相手の話をそのまま受け止めてみましょう。
これは男性を立てるために自分を小さく見せるという意味ではありません。女性側のほうが収入が高かったり、仕事ができたりすることはなにも悪いことではないからです。
大切なのは、どちらが上かを決めようとせず、相手の努力や成果をその人自身のものとして認めることです。自分の強みも相手の強みも、すなおに認め合える関係を目指しましょう。

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特徴2:相手の好意を断り、なんでも自分だけでやる
2つ目は、人に頼ったり好意を受け取ったりせず、なんでも自分だけでやろうとすることです。
自立している女性のなかには、責任感が強く、自分に厳しい人も多いでしょう。「自分のことは自分でやるべきだ」「人に迷惑をかけたり、甘えたりしてはいけない」と考えているからこそ、男性がなにかを申し出ても反射的に断ってしまうことがあります。
- 「大丈夫、自分でできるから」
- 「欲しいものは自分で買うよ」
- 「手伝ってもらわなくても平気」
自立すること自体は、決して悪いことではありません。しかし、何を提案しても断られる状態が続けば、男性は「この人は自分がいなくても幸せなのだろう」「自分にできることはなさそうだ」と感じるようになります。
男性のなかには、スキンシップ以外の場面で「相手のために何ができるか」を自分から見つけることが苦手な人もいます。それゆえに、女性の希望に応えたり、困りごとを解決したりすることは、「自分はこの人の役に立てた」と実感できる、わかりやすい機会になります。
ところが、女性がなんでも自分だけで完結させると、男性が活躍できる機会そのものが生まれません。さらに、女性のストイックな姿勢が伝わることで、「なにかしても喜んでもらえなさそう」「手を差し伸べても必要としてもらえなさそう」と思われることもあります。
その結果、男性からなにかを申し出ることが次第に減り、女性は「なにもしてくれない」「大切にされていない」と感じるというすれ違いが生まれるのです。

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解決策:小さなお願いから、好意を受け取ってみる
大切にされる関係を築くためには、男性が自分のために行動できる「小さな出番」をつくることが大切です。
たとえば、一緒に買い物をしているときに欲しい小物を見つけ、男性から「買おうか?」と言われたとします。いつものようにすぐ断るのではなく、自分もうれしいと思うなら、ときには「えっ、いいの?」と受け取ってみるのもよいでしょう。
ほかにも、
- 「ここに一緒に行ってほしい」
- 「これを手伝ってもらえる?」
- 「少し話を聞いてほしい」
など、小さな希望を言葉にすることから始めてみましょう。
そして、なにかをしてもらったら、「ありがとう」「うれしい」「助かった」と感謝や喜びをわかりやすく伝えてみてください。相手は、自分の行動があなたの笑顔につながったことを実感できます。
このように男性が力を発揮できる余地をつくり、差し出された好意をすなおに受け取ることが、大切にし合える関係につながります。なんでも1人で抱え込まず、まずは相手にとって応えやすいお願いから始めてみましょう。

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特徴3:恋人を外見やステータスだけで選ぶ
3つ目は、恋人を外見やステータスだけで選ぶことです。
婚活や恋人選びでは、年収、学歴、身長、年齢、職業、容姿などを気にする人も多いでしょう。将来の生活を考えるうえで、希望条件を持つこと自体は自然です。
しかし、外から見える条件だけで相手を選ぼうとすると、自分も同じように条件で評価されやすくなります。自分が男性の年収や学歴、職業を重視する一方で、相手からは若さや容姿などを求められる。このように、互いが持つ条件の釣り合いを前提に結びついた関係は、いわば「条件と条件のバーター」です。
人柄や価値観よりも、互いが持つ条件に価値を感じているため、「相手は私自身を見てくれているわけではない」と感じやすくなります。
例えば、生まれたばかりの我が子には、学歴も年収も社会的な肩書もありません。それでも、多くの親は我が子を「大切にしたい」と感じます。
それは、条件が優れているからではなく、我が子の存在そのものを受け入れ、情緒的につながっているからです。
もちろん、恋人への愛情と我が子への愛情は同じではありません。ただ、人を大切にしたいという気持ちが、外から見える条件だけで生まれるものではない点は共通しています。
つまり、外見やステータスを中心に相手を選び、互いを条件で評価する関係になれば、「その人自身」として愛されている実感を得にくくなります。その結果、「彼から大切にされていない」と感じるのは、ある意味で自然なことなのです。

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解決策:「この人自身を大切にしたいか」を考える
大切にし合える関係を築くためには、外見やステータスだけでなく、「この人自身を大切にしたいと思えるか」を相手選びの基準に加えることが重要です。
結婚後の生活を考えれば、年収や働き方など、最低限の条件を確認する必要はあります。
ただし、年収や容姿、社会的な立場は、時間とともに変化する可能性があります。長く支え合うためには、条件だけでなく、相手の人柄や2人の情緒的なつながりも欠かせません。
相手を選ぶときは、条件を満たしているかだけでなく、次の点にも目を向けてみましょう。
- 一緒に話していて楽しいか
- 安心して本音を伝えられるか
- 困ったときに向き合ってくれるか
- 相手の考え方や人柄を尊敬できるか
こうした点を確かめたうえで、「自分もこの人自身を大切にしたいと思えるか」を考えてみましょう。
「条件を満たしているから選ぶ」のではなく、その人自身と向き合ったうえで「この人を大切にしたい」と思える相手を選ぶことが、条件が変化しても支え合えるパートナーシップにつながります。

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まとめ:大切にし合える関係は、自分を大切にすることから始まる
大切なのは、男性から大切にされるために自分を変えて演じるのではなく、自分自身を尊重しながら、相手の良さや好意にも目を向けることです。
自分の能力を隠したり、従順でか弱い女性を演じたりする必要はありません。相手の努力や得意なことを認め、必要なときには小さなお願いをしてみましょう。そして、差し出された好意を受け取ったら、感謝や喜びを言葉にして伝えることが大切です。
また、相手を外見やステータスだけで判断せず、「自分もこの人自身を大切にしたいと思えるか」を考えてみてください。
こうした行動を重ねることで、お互いが「自分はこの人の役に立てている」「この人を大切にしたい」と思える関係に近づいていきます。
ただ、自分の恋愛を客観的に振り返り、関わり方や相手選びの傾向を1人で整理するのは難しいこともあるでしょう。
「なぜかいつも大切にされない」「同じような恋愛を繰り返してしまう」と悩んでいる方は、結婚相談所ナレソメ予備校のオンライン無料相談をぜひご活用ください。
1人で悩み続けるより、まずは今抱えている気持ちを誰かに話すことから始めてみませんか。

監修:恋愛心理学者・山崎


