結婚に“妥協”はいらない。あなたを幸せにする「妥当な人」の見つけ方

「理想が高い」「妥協も必要だよ」──。周りの友達は簡単に言うけれど、こっちは本気で悩んでる。
ビジュアルが好みじゃない人なんて考えられないし、自分より背が低いのも、収入が低いのも絶対に嫌。でも、そんな理想を追いかけて、マッチングアプリで出会ったイケメンにはすぐ音信不通にされて……。
マチアプに沼っているのはわかっている。でも、妥協はしたくない。ましてや、結婚相手ならなおさら……。
そんな不安と焦りで、スマホを握りしめるあなたへ。
結論から言います。あなたが望む幸せな結婚に「妥協」は必要ありません。ただし、あなたの理想をかなえるための「賢い選び方」、もっと言えば「妥当」な相手を知る必要はあります。
この記事を読めば、周りに何を言われようと、あなたが心から「この人だ」と思える相手と出会い、結婚する方法がわかります。もう「理想が高い」なんて、周りから言われることもないでしょう──。
「妥協」じゃなくて「妥当」って、どういうこと?
結婚に「妥協」は不要だけど「妥当」は必要。それは、冒頭でお話した通りですが、重要な部分なので深掘りしておきましょう。
まずは今までのことを思い出してみてください。あなたはひょっとして、結婚相手に年齢・年収・学歴・身長・外見・性格など、全てのスペックをまあるくバランスよく求めていませんか……? 実はそれ、想像以上に難しいことなんです。あなた個人の問題っていうよりも、世の中の人口バランスの問題で。
なんでかっていうと、実はバランスよく条件のいい人って、世の中に「ほとんど」いないんですよね。仮にいたとしても、多くの人に求められるので、若いうちにあっという間に結婚して婚活市場に残っていなかったりします。
例えば30代の男性のうち、「独身・年収500万円・大卒・身長170cm以上・清潔感がある男性」って、どれぐらいいると思いますか? そんなに飛び抜けてハイスペックって感じでは無いけれど、でも、「最低限」これくらいはほしいな、と思うような条件。 実際に計算してみると、
- 30代のうち独身男性…43.3%
- 年収500万円以上…17%
- 大学卒…45.5%
- 身長170㎝以上…60.7%
- 清潔感がある…ジャッジが厳しい女性であれば1%
出会う確率:0.433×0.17×0.455×0.607×0.01=0.0002033=約0.02%
なんと驚きの約0.02%! 一見「最低限」でも、もはや普通に出会いを探しているだけでは、すれ違うことすらできません!!
これを聞くと、「無理! それくらいもかなわないなら、ヤバい男と結婚するしかない。そんなことなら、一生独身でいい!!」とショックを受けているかもしれませんが、なにもそんなに悲観をすることはありません。冷静になって世の中を見てみると、結婚して幸せそうな夫婦が、必ずしも完璧な相手同士ってわけではないはずです。
じゃあ、どうして一見「妥協」していそうな彼ら彼女らが、あんなにも幸せそうな結婚にたどり着いているのか。実はあなたが求めている「理想」の中には、「妥協(調整)」しても結婚生活には問題がないものが混ざっているから、なんです。
そもそも、「妥協」という表現自体がゆがんだ解釈。結婚というものは選び・選ばれる対等な人間関係。あなた自身が完璧じゃないのに相手に完璧を求めてしまったら、それこそお相手からすればあなたが「妥協した相手」になってしまいます。あなたが本当に幸せな結婚をするためにはどんな条件を求めて、どこを妥協(調整)すればいいのか。この記事では細かく説明していきます。
【恋愛心理学者監修】結婚相手に妥協していいポイント
ナレソメ予備校の学年主任を務める恋愛心理学者・山崎によると、皆さんが重視しているスペックの中には「重視してもいいけど、しなくてもその後の結婚生活の幸福度に大きく関わらない」ものあるのだそう。それが、こちらの3つです。
- 身長
- 学歴
- 顔
恋愛という面でみれば多くの人が重視したくなるこの項目ですが、心理学的にみると、実基準をゆるくくしても結婚後の生活に影響はないとのこと。「なんで!?」と疑問がわきますよね。理由を見てみましょう。
身長
結婚相手選びを行う際に妥協してよいものとして、身長が挙げられます。というのも、結婚生活の中で、相手の身長が役に立つシーンってどれぐらいありますか? 実際の暮らしを想像しながら答えてみてください。
うぅ~ん。たぶん、せいぜい「高いところの物を取ってもらう」「混雑した場所で見つけやすい」ぐらいで、身長以外の方法で解決できることばかり。結局のところほとんどは「カッコよく見えるから」「自分との身長差がほしい」もっとひどい場合は「なんとなく」で相手に身長を求めてしまっているんですよね。
もちろんカッコよさは大切だけど、そのためだけに機会損失をするのはもったいなくありませんか? 実は身長160cm台のいわゆる低身長男性の中には、誠実で高収入な「掘り出し物」系の男性も多く潜んでいます。
また、具体的なデータを見てみましょう。こちらが30代日本人男性の身長の分布です。

30代の日本人の中で身長170cm以上の男性は、全体の約60%しかいない。これが「独身」となると、もう少し幅は狭まります。意外と少ないと思いませんか? つまり「身長170cm以上」という条件付けで相手探しをするだけで、40%以上の「掘り出し物」をみすみす見逃してしまうことになるんですよね。
身長にこだわりたい! という気持ちはわかる。だけど、他の条件を捨ててでも必要か? というのは、今一度考えてみてもいいかもしれません。

他のスペックが高くても、低身長男性を避ける女性は案外多いぱん。逆に言えば、身長だけを「妥協」することで、ほぼハイスぺな男性と出会える可能性だってあるぱんよ。
学歴
もう1つ結婚に妥協してよいものとして、学歴があります。学歴は身長と同様に……いや、もっと言えば身長以上に、結婚生活の中で役に立つことはありません。多くの人は、「学歴が高い」=「収入が高い」と捉えており、生活に直結する条件として学歴を挙げがちなのですが、一概にそうとは言い切れないんですよね。
例えば「自分で企業している男性」「専門スキルが必要とされる職に就いている男性」「実力が重視されるベンチャー・クリエイティブ系の会社で働く男性」などに関しては、学歴にかかわらず高収入である場合があります。
「地頭のよさ」は、学歴だけでは決まらない。学歴はあくまで、その人を構成する要素の1つ。それに固執しすぎていい人を逃すぐらいなら、学歴のこだわりをいったん捨ててフラットに探してみた方が、いい人に出会える可能性が高まります。

自分に見合っていないほどの高学歴の相手を選んだ女子からは、「ロジハラ」の被害報告を受けることがよくあるぱん。どちらが悪いわけではなく、伝え方の問題、相性の問題の話。高学歴な相手が本当にあなたに適しているか、も、考えた方がよさそうぱん。
顔
さて、最後の妥協してもよいポイントとして挙げられるのは、ルックス、つまりは顔面です。爽やか系・ワイルド系・癒やし系……世の中にはいろんなタイプのイケメンがいますが、そういったイケメンと結婚して、自分好みの男性と同じ家に暮らしたい! という女性は多いですよね。顔がよくない相手と一緒に歩くなんて考えられない! という人もいますし、結婚相手としては「今までで一番イケメンな相手がいい」という声もよく聞きます。
しかし、「ビジュアル」って、本当にそこまで重視するべき項目でしょうか? もちろん、生理的に受け付けない相手と結婚する必要はない。だけど、実は「ビジュアル」自体は身長や学歴と同様に、生活そのものに役立つことはありません。付き合っている間は顔さえよければ、だらしなくても金遣いが粗くても優しくなくても許せたかもしれません。しかし結婚生活が始まってしまえばそうはいかない。「顔だけ」で選ぶと、大きな後悔が待っています。
ということで、顔に関しても実際のところ、全く生理的に受け付けられない人でなければ「妥協」してもOKといえるでしょう。顔にこだわり過ぎて「この人と一緒にいても楽しくないかも」という嫌な予感を無視してしまうと、絶対に後悔しますよ!
ちなみにナレソメ総研の調査では「結婚相手に一目ぼれしているかどうかは、結婚の満足度にほぼ影響しない」という結果も出ています。
「スペック」を妥協していい3つの理由
ここまで、妥協していいポイントを説明してきましたが、恋愛心理学者の山崎によると、上記に挙げた3つの項目を筆頭に、そもそも「スペック」とよばれる要素、具体的には年齢・年収・学歴・身長といった数値で表せる条件は、妥協しても結婚生活には大きな影響が出ないそうなのです。
スペックといえば、婚活では多くの女性が最重要視して条件として挙げている項目。
どうしてそれらが「妥協していい」といえるのか、この章ではその理由を説明していきます。
スペックの価値はライフステージごとに変化する
結婚相手にスペックを重視しなくてもいい理由としてまず挙げられるのは、「スペックの価値はライフステージごとに変化する」ということでしょう。
「結婚」はゴールではなく、スタート地点。当然、結婚相手として選んだパートナーとはその後の人生数十年をともに送ることになります。そうやって長い目で見ると、「出会った時点でのスペック」って、その後の人生で変化する可能性が高いし、一緒に暮らしていくうちに価値がなくなる場合も多いんですよね。例えば、
- 年齢:そもそも変化するもの
- 年収:年齢や役職、転職などによって上下する
- 顔:加齢とともに変化する
もしもスペックだけを重視して結婚してしまった場合、時間がたったり、なんらかの理由で相手がそのスペックを失ってしまったときが大変です。例えば「年収」だけを重視して結婚した相手が、病気やけがで仕事を失ってしまったとしたら……あなたは耐えられますか?
ビジュアル重視で結婚した相手が、加齢とともに太ってしまったら?
スペックだけで選んでしまえば、途端に相手に価値を感じなくなってしまうはず。

※画像はイメージです
おまけに、男性は、パートナーとの関係フェーズが進展するほど「尽くす行動」が増えていくという傾向があります。つまりはあなたのことをちゃんと愛してくれる人を選べば、初めはパッとしなくても、あなたに尽くすために努力をして、年収やビジュアルのスペックがいい方向に進化する可能性だって秘めているのです。
そう考えると「出会った時点でのスペック」だけにこだわる必要なんて、あるのでしょうか。そんなことよりも、スペックを多少「妥協(調整)」したとしても人間性・性格を重視して結婚した方が、その後の結婚生活がうまくいくとは思えませんか?

最初からハイスぺを求めるな。パイスぺは「育てる」ぱん!
スペックは幸福度を左右しない
スペックが時間とともに変化することはわかった。だけど、やっぱりスペックがいい相手と結婚した方が、幸せになれるんじゃない? そんなあなたに朗報。実は結婚当初のスペックはその後の生活の幸福度には影響しない、というデータもたくさんあるんです。
例えば男女400名を対象に行った調査では、夫婦関係がうまくいかないと感じたきっかけのトップ3が「自分を理解する姿勢がないと感じるとき」「話をちゃんと聞いてくれないとき」「相手の気持ちがわからないと感じるとき」(*1)となっています。
*1:【400名男女調査】「夫婦関係がうまくいかない」と感じる人は60%以上!原因や修復方法を調査。夫婦円満の秘訣とは?
ここからもわかるように、結婚後の不満に「スペック」はまったく話題に挙がらず、人間性や性格ばかりが不満の上位を占めています。
ここで、「別にいいよ、ハイスぺなら多少性格悪くても我慢するし」と思ったあなたは要注意。確かに、心身ともに余裕のある今は耐えられるかもしれない。それこそ、理想通りのビジュアルと学歴の相手のそばにいれば、多少はワクワクできるかも。でも、いつかあなたが妊娠・出産をするときのことを想像すると、どうでしょう?
例えば、「どの病院で、どんな方法で産みたいのか」「立ち会い出産ならどこにいてなにをしてほしいのか」「産後にはどれほど寄り添ってほしいのか」など……。スペックだけを重視して人間性を無視してしまうと、女性の人生で一番過酷とも言われる妊娠・出産の際に、あなたの意志を無視して寄り添わない相手と結婚することになってしまうかもしれません。
結婚は、長く続く旅路のスタートでしかありません。
あなたのこの先の人生に本当の意味で寄り添ってくれる相手を見つけなければ、大きな後悔が待っています。

スペックは幸福度を左右しない。結局、実際の結婚生活であなたを助けてくれるのは「人間性」が優れた旦那だぱん。
スペックの差は日常生活で実感しにくい
スペックを重視しなくてもいい最後の理由は、「スペックの差」が日常生活に大きな影響を与えないことにあります。というのも、「結婚相手に望んでいたスペック」と「実際のパートナーのスペック」に差があったとしても、それが結婚後の生活にどれほど影響を与えているかは、意外と実感できないものなのです。
例えば「東大卒の男性」と「早稲田大学出身の男性」、「身長171cmの男性」と「身長169cmの男性」で、実際の結婚生活や、もっといえばその先にある育児の質にどれぐらい違いがあるのでしょうか? 具体的に想像するのは、難しいですよね。本当に大切な局面で大事なのが、そういうスペックの僅差ではなく、もっと内面的な部分です。

※画像はイメージです
結婚相手のスペックに対して「本当にこの人でいいの?」「もっといい人がいるんじゃないの??」と不安になるのは、あなただけではありません。特に相手と出会ったばかりのときは、「スペック」でチェックをする視点が強くなってしまい、不安感が強くなりがち。
でも、大丈夫。これらの気持ちは一時的なものです。多くの場合、結婚前に感じていた相手への不安は「目の前のパートナーとの関係性」によって変化し、時間がたつにつれて幸せを感じるようになるのです。
【恋愛心理学者監修】妥協してはいけない3つのポイント
さて、ここからは反対に、結婚で「妥協してはいけないこと」について説明していきます。
スペックよりも内面とはいいますが、具体的にどのようなことを判断基準にすればいいのでしょうか。
……その答えは、2人が出会って仲を深めていくときの「コミュニケーション」に潜んでいました。
相手のために変化できること
結婚相手選びで妥協してはいけないポイントとして、「相手のために変化できる人かどうか」が挙げられます。
結婚は他人同士の共同生活。当然意見がぶつかることや、折り合いがつかないときもあります。そのため、新婚のときは特に、お互いの価値観や考えを擦り合わせていくプロセスが必要不可欠。自分の意見を主張し続けているだけでは、トラブルが絶えません。
前提として、性格や価値観が完全に一致している人なんて、この世には存在しません。
ぴったり100%自分に合った人を探すより、「どうすれば2人の生活をよりよくできるのか」「幸せに暮らせるのか」を重視して、必要に応じ、自分の考えを相手に合わせて柔軟に変えられる人を探す方が現実的。そしてそういう人こそ、結婚相手に向いていると言えるのです。
夫婦で考え方が違っても、強みを生かし合える対話ができれば、2人の間には強い絆が生まれます。そんな関係を目指すには、「相手のために変化ができる」ことがなによりも重要なのです。
言葉だけでなく実際に行動できること
もう1つ結婚相手に妥協してはいけないこととして、「言葉だけでなく実際に行動できること」があります。夫婦というものは、人生の荒波をともに乗り越えるパートナー。付き合っている間はロマンチックな「言葉」だけで幸せを感じられるかもしれませんが、結婚後はお互いの生活をよりよくするための「行動」が必要です。
例えば、「会いたい」という言葉よりも、実際に会いに来てくれること。「いつか結婚しようね」という言葉よりも、実際に結婚へ向けて動いてくれること。逆に「これはやめて」と伝えたときに、素直にやめてくれることも重要です。
パートナーのために行動ができる人は結婚生活をよりよくするために頑張れるし、必要なときには転職をして収入を増やしてくれる可能性もあります。そういった「努力」や「行動」をできる人との結婚こそが、あなたの今後の人生を幸せにしてくれるのです。
いくら口で「お城に住ませてやるよ」といってくれても、実態が伴っていなければそれはないことと同じです。

「好きだよ」「なによりも大切にするよ」って、口で言うのは簡単。行動力のない男と結婚したら、絶対に後悔するぱん。
行動原理が一致すること
さて、最後に妥協してはいけないポイントとして挙げられるのが、2人の「行動原理」が一致することです。先ほど、「性格や価値観が全く同じ人を探す必要はない」というお話をしましたね。一方行動原理については、ある程度一致しなければ双方に大きなストレスがかかることになります。
行動原理とは、人が「なぜその行動を選ぶのか?」「なぜそれをしたいのか?」という問いに対する「心のルール」のようなもの。これがすれ違ってしまうと、お互いの快・不快のポイントが理解できず、けんかの絶えない家庭になってしまうかもしれないのです。
よくあるトラブルとして挙げられるのが、家事の分担です。例えば「どちらか汚いと気が付いた方がトイレ掃除をしよう」と決めたのに、毎回同じ人が掃除をする羽目になり、けんかになってしまう……。よくありませんか? これは「どの程度の汚れを不快と感じ、掃除をしようと思うのか」という点において、2人の行動原理のバランスがとれていないことが原因で起こる問題です。
今回は例としてトイレ掃除を挙げましたが、金銭感覚・言葉遣い・連絡の頻度など、何においても2人の「なぜ」のバランスがとれていることがベストです。
「妥協」は7~8割ぐらいまで
ここまでは、「妥協してもいいポイント」「妥協するべきではないポイント」について説明しました。ここまで来て疑問に思うのは、「では一体それぞれの項目について、どの範囲まで、『妥協』するべきなのか」という部分ではないでしょうか?
例えば「幸福度に深く寄与することのないスペック」。
自分としては東大卒にこだわりたかったけれど、学歴が「妥協していいポイント」なのであれば、最悪中卒の人でも選択肢に入れるべき? なんて悩む人が、いるかもしれません。
とはいえ、ここで皆さんに注意したいのは、「100%の妥協は後悔を生む」ということです。
例えば「年収1000万円の男性を希望していたのに無職の男性」「30代の男性を希望していたのに55歳の男性」「好みでないばかりか、生理的に受け付けないルックスの男性」。
いくら「妥協してもいい」とはいえ、極端に希望から外れた相手を無理やり選んだところで、あなたの結婚生活はうまくいかないはず。「あのとき妥協してよかったのだろうか」という後悔が頭に残り、離婚につながる可能性すらあります。
では、具体的にどのくらいの「妥協」範囲であれば自分自身が後悔しづらいのか。恋愛心理学者の山崎によると、「あなたが本来希望しているスペックの7~8割を満たしている人であればまず大丈夫」だそう。例えば年収1000万円の男性を希望するなら年収700万円の人、ですね。

7〜8割というのは、あなた自身が「もっといい選択肢があったのでは」という不満を感じにくいライン。言い換えれば、「妥協」ではなく、「現実的な調和」として納得できる着地点なのです。
「適正」な相手を探すためには
ここまでは、本当に幸せな結婚をするためには、「妥協」ではなく「妥当」な相手と出会うべきという点を繰り返し説明してきました。6章では、あなたにとって「妥当な相手」を正しく見極めるための方法を具体的に順序だてて説明します。
ここまでの内容をふまえて、ここに書かれていることを順番に実行していけば、あなたにとって最適な相手が見えてきます。
STEP1:自分の正しい「偏差値」を知る
理想的な相手と出会うためには、一番最初に自分の「偏差値」=「自分の正しい立ち位置」を知る必要があります。これは受験を思い出していただければわかりやすいかもしれませんね。志望校を決めるにあたって、「どんな学校にいきたいか」も大事ですが、それ以上に、「今のあなたのレベルはどこか」を知ることはとても大切なはずです。
婚活でも同じ。あなたが相手を吟味するのと同じように、相手もあなたを吟味します。
どのような男性があなたに適しているのかを知るためには、まずはあなた自身の客観的な評価、つまり婚活市場におけるあなたの「偏差値」を知る必要があるのです。
例えばナレソメ予備校の無料面談では、あなたのスペックを客観的に数値化できる、「婚活戦闘力診断」が受けられます。「婚活戦闘力」とは、婚活市場におけるあなたの「偏差値」です。
ナレソメ予備校ではあなたのスペックをもとに、「実際にどのレベルの男性とマッチングするか」を、蓄積された数千件のデータをもとに、一瞬で判定します。
自分の立ち位置から逆算した適切なターゲット選定は、あなたに適した結婚相手を探すために必要不可欠といえるでしょう。

ナレソメ予備校では婚活戦闘力診断の他にも、夫婦関係において出やすいコミュニケーションや意思決定のスタイルを理解する「マッチグラム診断」や、結婚生活やパートナーシップに求めている要素を明らかにする「ラブスタイル診断」など、婚活に役立つサービスを提供中。自己理解を深めたり、ピッタリな相手を探したりするのを手厚くサポートするぱん。
STEP2:本当に必要な条件を整理する
理想的な相手に出会うためには、あなたが本当に相手に求める「条件」はなにか、を整理することも重要です。
STEP1で自分の「偏差値(婚活戦闘力)」が見えてくると、どのレベルの男性が狙えるのかが、明確になります。その基準内にいる男性が、あなたにとっての「妥当」な結婚相手ということですね。
しかし、この「偏差値」はあくまで総合得点。同じ「偏差値」を持つ男性の中でも、「年収が多い人」「身長が高い人」「ルックスがいい人」など、それぞれに違った強みがあるのです。
そこで必要になるのが、「あなたが譲れない条件の整理」です。
それぞれのスペックに対して総合点はいじくらず、各項目の点数を「配点」をするわけです。
「身長○cmは譲れないないから、年収を○万円下げよう」
「年収○万円を目指したいから、年齢を○歳上げよう」
ただし、この「配点」のバランス感覚は意外と難しく、どの項目にどれだけ重みを置くべきかは判断に迷うところでもあります。実際、ここで「顔に全振り」したところで、後悔することは目に見えています。
ナレソメ予備校では、自分の理想の結婚のために「なにが必要」で「なにを削るべき」かを、仲人と一緒に整理する「自己理解プロジェクト」を行っています。自分で整理するのが難しければ、プロの手を借りるというのも、後悔しないためのポイントです。
STEP3:フィールドを変える
あなたの偏差値がわかり、目指すべき場所も定まった。
最後に一番大切なのが、「正しいフィールドで相手選びをする」ことです。
私たちはここで、あなたに適した結婚願望を持つ独身男性と確実に出会えるフィールドとして、明確に結婚相談所をおすすめします。
今までは友達の紹介やコミュニティ恋愛、あるいはマッチングアプリで恋人を探していたあなた。なんとなく、うまくいかなかった、という経験はありませんか? もしもここまで失敗が続いているのであれば、そのままではいつまでも結婚できない、もしくは自分の希望から大きく外れた男性と結婚することになるかもしれません。その理由は、それぞれの出会いの特徴にあります。
【友達の紹介やコミュニティ恋愛での出会い】
- 「いいヤツ」という、根拠のない友達からの評価が主で、客観的にスペックを評価できない
- 友達やコミュニティメンバーの手前、断ったり別れたりしづらい
- たった1人の相手と決め打ちで付き合うことになる
- 相手に結婚願望があるかどうかがわからず、時間を無駄にするケースがある
【マッチングアプリでの出会い】
- 身元の保証がなく、「自称医者」「自称ハイスぺ」がはびこる
- プロフィールに客観的な視点がなく、信ぴょう性が薄い
- 体の関係目当ての男性が多発
- 独身証明書の提出もないため、ひどいときは既婚者とマッチングする可能性まである
コミュニティ恋愛やマッチングアプリでの出会いには、客観的な視点がないばかりか、相手の身元やスペックが保証されていません。そのため、あなたに適した相手かどうか判断できる材料が足りないのです。もちろんただの「一時的な恋愛」であればそれらの手段も有効ですが、結婚相手を探す、となると、ちょっとおすすめできない、というのが正直なところ。
その点、結婚相談所であれば、次のような特徴があります。
【結婚相談所での出会い】
- 相手に出会う前からスペックを確認できる
- 収入や婚姻歴は書面で証明済み
- 仲人という客観的な評価者がいる
- 複数の仮交際から比較しながら1人を選べる
- 全員に結婚願望がある
結婚相談所には、客観的な視点でスペックと身元が保証された、結婚願望のある男性しか所属していません。その時点で、他のフィールドとは一線を画しているといえるでしょう。
コミュニティ恋愛やマッチングアプリでの出会いは、結婚を伴わない遊びでの恋愛には向いているかもしれません。ですが、あなたに結婚願望があり、結婚相手を探しているのであれば、適したフィールドは結婚相談所一択なのです。

ちなみに、「結婚相談所には売れ残りばっかり」というイメージを持っているのなら、その価値観は古いぱん。今の結婚相談所は20代が爆増。効率的に結婚したい男女が結ばれているんだぱんよ。
まとめ
ここまで「結婚と妥協」についてお話してきましたが、いかがでしたか? この記事では、幸せな結婚をするために「妥協すべきこと」と「妥協してはいけないこと」、そして理想の相手に出会うために選ぶべき「フィールド」についてご紹介しました。
自分の立ち位置を知り、妥協していい部分を調整して相手に求める条件を整え、そして適切なフィールドで相手探しをする。
この記事に書いてあることを信じて実践すれば、きっとあなたは理想の結婚相手に出会えるはずです。
もしもこの記事を読んで「結婚相手を探したい」と本気で感じたなら、まずはナレソメ予備校の無料相談に来てください。あなたの婚活戦闘力から、実際に「今」出会える会員様のプロフィールをおみせします。
最短距離で「幸せな結婚」へ向かいたいなら、ぜひ、ナレソメ予備校へ。
ナレソメノート編集部