【女性向け】お見合いの服装完全ガイド|相手タイプ・年代・季節・体形別にプロが徹底解説

「この服で大丈夫かな……?」
お見合いを控えた女性なら、一度は鏡の前でそんな不安を抱いたことがあるはず。
お見合いは、わずか1時間で未来のパートナー候補をお互いに見極める真剣勝負の場。
だからこそあなたが魅力的に感じる相手であるほど、“無難”でとどまる服装は大きなリスク。 印象に残らず、ライバルに競り負けかねない。
本当に必要なのは“無難な服”ではなく、仮交際希望をつかみ取る“あなたが狙いたい男性に刺さる服”。
未来を切り開く戦略の1つとして有効活用すべきなのだ。
そこで今回は、成婚率81.5%・年間1000組超が成婚(※2024年1月~12月実績)する結婚相談所ナレソメ予備校で、これまで500人以上の会員を“勝てるお見合い服”へ導いてきたスタイリストの瞳さんに「ライバルに差をつける選び方」の極意を教わった。
ぜひ参考にして、仮交際を勝ち取ってほしい。
「勝ち抜けるお見合い服」を選ぶには戦略が必須
最適なお見合い服を選ぶには
- 「なし」を回避する基本を守る
- 「また会いたい」を勝ち取る攻めの要素を足す
という二段構えが必要だ。
プロフィール写真が“広く見つけてもらう装備”だとしたら、お見合い当日の服は“たった1人に刺す装備”。
守りを固め、そこから一手“攻め”を足す――この順番で考えるのが、がっちりと仮交際を引き寄せるセオリーなのだ。
実は、お見合い後のお断り理由でいちばん多いのが「写真のイメージと違った」だ。
あなたのプロフィール写真を「いいな」と思っているお見合い相手に、より好印象を残せるように、相手の好みに合わせてアレンジするのが基本戦略となる。
例えば、結婚相談所ナレソメ予備校の場合、お見合い写真にはピチニットを推奨している。
ただピチニットを対面で着るのは恥ずかしいという声も多いので、上に羽織を用意したり、ボディラインを少し隠すアンサンブルに変更したりする。
このように、全く同じ服でなくてもいいのだが、雰囲気が異なりすぎないように注意が必要である。
「なし」判断をされない4つのポイント【守備戦略】
顔を合わせた瞬間に「なし」の判断をされないためには、TPOをわきまえる必要がある。
お見合い服の基本イメージは「休日に、ちょっといいレストランに行くデート服」だ。
押さえておきたいのは、以下の4点。
- 上品である。
- 清潔感がある。
- ビジネスっぽさを出さない。
- がんばりすぎない。
1つずつ見ていこう。

上品である
まず外してはいけないのが品のよさ。
婚活市場のモテは恋愛市場のモテとは違う。「50年以上続く人生のパートナーとしてふさわしい女性」だと思われる必要があるのだ。
だからこそ、恋愛市場やワンナイトの相手としてはモテたかもしれない、太ももや胸の谷間などの過度な露出はNG。深いVネック、ミニスカート、キャミソールはやめておこう。
また、Tシャツ、ジーパン、スウェット、スニーカーのようなカジュアルすぎる服装も、お見合いへの本気度を疑われるのでNGだ。
清潔感がある
次に、清潔感があること。
女性は基本の身だしなみレベルが高いので、寝起きのボサボサヘア+すっぴんでお見合いに来るような人はほとんどいないが、シワ・シミなどの当日のトラブルは起こりうる。
特に午前・午後とお見合いを掛け持ちする場合、前のお見合いで座っている間にシャツの後ろがシワシワ・ヨレヨレになってしまうなどは、うっかりやりがちだ。
その他、服の毛玉やスレ感、ヒールの摩耗や傷など、何度も使う中で起こる劣化にも気を配りたい。
婚活初期は連続してお見合いを組むので、お見合い服の出番も増えがち。
清潔感を失わないように、常にきちんとメンテナンスして挑もう。
ビジネスっぽさを出さない
お見合い服では、ビジネス感をなるべく排除することも重要だ。
男性にとって仕事は戦いの場であり、家庭は安心感を与えてくれる場所。
スーツで髪もビシッとまとめ、ノートPCと資料が出てきそうなA4サイズのビジネスバッグを持った初対面の相手とカフェで向き合う……それはもうお見合いではなく商談だ。
恋愛感情を抱けと言うほうが無理がある。
男性のビジネススイッチを入れないためにも、デート仕様だとわかるコーデで赴こう。
がんばりすぎない
最後に大切なのは、「がんばりすぎない」こと。
結婚相談所経由で組まれる現代のお見合いは、格式高い料亭で鹿おどしの音を遠くに聞きながら、仲人・親同席の振袖で挑むようなお見合いではない。
シティホテルのラウンジや椿屋珈琲のような高めのカフェチェーンなど、1杯800〜2000円程度のコーヒーを出し、席間に多少余裕のあるカフェで、当人同士だけで行われるカジュアルなお見合いが主流だ。
そのため、パーティー並のドレスアップや盛りすぎメイク、マウントを取り合うかのように高級ブランド品を見せびらかすのもそぐわない。
過ぎたるはなお及ばざるがごとし。場に適した格好ができるバランス感覚こそが見られていることを覚えておいてほしい。
第一印象で「なし」の判断をされないためには、この4つの基本を押さえておく必要はある。
ただし「あ、いわゆるテンプレ婚活服でいいのね」と思ったあなたは、「傾向と対策」をしっかり練ってきた強力なライバルに蹴落とされる可能性が高い。

今でもたまにいるぱん。女性全員に「絶対花柄ワンピースに、ゆるふわ巻きのヘアスタイル。手土産に手作り菓子を持っていけ」なんて時代錯誤なアドバイスをする婚活おばさん。ちみ自身が「そのスタイルが好き」じゃないなら言うことを聞いちゃダメぱん。
仮交際に繋げるお見合い服の選び方【攻め戦略】
基本の守備をがっちり固めたところで、「また会いたい」と思わせる、攻めのお見合い服選びが必要になってくる。
結婚相談所ナレソメ予備校でも、1人1人の個性や狙いたい相手像を把握しながら、パーソナライズして選んでいく。
また会いたいと思わせるお見合い服選びにおいて大切なのは、
- 狙いたい相手からの逆算で選ぶ
- 最大値をとるために、「フェミニン」を意識する
- 自分自身の素材を生かす
この3つの視点である。詳しく解説していこう。
狙いたい相手からの逆算で選ぶ
婚活は最終的に1人に選ばれるための戦いだ。
大多数にモテる以上に、自分が狙いたい層の男性に的確に刺さることが大事である。
つまり、「一般的な男性目線」から「狙いたい層の男性目線」まで、解像度を上げられるほど、勝率が上がる。
大まかな服の方向性は、どういう層の男性をターゲットとするかによって変わる。
まずは、具体例を見てほしい。



※画像はイメージです
お見合いのカフェの待ち合わせに現れたこちらの3人の女性たち。
左からそれぞれ、理系男子狙い、ハイスぺ狙い、陽キャ・運動部系狙いのイメージなのだが、かなり印象が違うはずだ。
相手のタイプ別のアイテム選びのポイントは、次章で詳しく説明する。

狙いたいタイプの隣に自分が並んだイメージがしっくりこないようなら、自己理解が足りていないぱん。まず仲人と話し合うことをおすすめするぱん!
フェミニンを意識したフィット&フレアースタイル
狙いたい層を刺しにいく視点が大切とはいえ、相手は初対面で、次に繋げるチャンスは1回のみ。だからこそ、最大値を考える視点も忘れてはならない。
そのためには、基本的な男性目線を知り、逃さないための網を広げておきたいところ。
そのキーワードとなるのが「フェミニン(女性らしさ)」だ。
婚活は、恋してもらい、最後の1人に選ばれる必要がある。
男性の多くは視覚で恋をする。やわらかなボディラインや、多幸感ある表情など、女性らしさを感じさせる見た目が本能的に恋心につながるのだ。
だからこそ、やはりスカートを推奨するし、1枚でコーデが決まるワンピースであれば間違いがない。

ただ絶対にスカートを履きたくない方も中にはいらっしゃるので、その場合は、フェミニン要素のあるパンツを選んでいます。トップスと合わせて、どう女性らしさを作るかを意識して選ぶのがポイントです。
おすすめは、上半身と下半身のどちらかだけをコンパクトにまとめる「フィット&フレアー」のシルエット。
フェミニンさと上品さを両立させやすいのだ。


※画像はイメージです
ただし、フェミニンさを「少女らしいかわいらしさ」とはき違えてはならない。フリルやリボンなどの少女趣味全開は、苦手とする男性も多い。
きれいなドレープの出るとろみブラウスや、袖やスカートの裾のひらっとする動きでフェミニンさを感じさせるぐらいがちょうどいい。
張り感が強いものよりも柔らかい素材、特にレーヨンやポリエステルなど化学繊維が入ってさらりとした生地だと、自然と程よく揺れるし、シワにもなりにくいのでおすすめだ。
自分自身の素材を生かす
ここまでの方向性を押さえたうえで、あなたの素材・個性を生かした似合うアイテムを選ぶ段階に入る。
自分のキャラや雰囲気と服装がかみ合っているか。アピールとして自分の素材をどう生かすかの視点が大事になってくる。
パーソナルカラーや骨格、体形などに合わせ、あなたが自信を持って着られる、あなたの良さを引き出すアイテムを選んでいこう。

ちなみに、ちまたでよく言われるパーソナルカラーについては、ご自分が「似合っていないかも」と不安で気もそぞろになるのでなければ、そんなに気にしなくて大丈夫。女性ほど精緻に色味の違いに気づける男性はほとんどいませんから(笑)。
素材を生かすと言っても、好きなものをそのまま着ればいいのではない。好きな服というよりも、似合う服を選ぶイメージだ。
無理して花柄ワンピースを選ぶ必要はないが、最初からゴスロリファッションなどのキャラ全開も、1回勝負のお見合いで行うにはやはりリスクが高いのだ。
強い個性は仮交際以降、様子を見ながら少しずつ出していくことをおすすめする。
年齢に合ったお見合い服や、スタイルの生かし方については、後ほど詳しく書いていく。
【理系/ハイスペ/陽キャ】相手のタイプ別おすすめコーデ3選
ここまで、お見合いの服を選ぶ基本的な考え方を解説してきたが、ここからは、その上での具体を解説していく。
まずは、狙いたい相手別に、3パターンのお見合い服を解説する。
理系男子狙いのお見合い服

※画像はイメージです
理系男子狙いであれば、いわゆる女子アナのような「フェミニンなコンサバファッション」を推奨している。
ちなみにここで言う「理系男子」とは、まじめで誠実、素朴、女性との交際経験が少なめなタイプの男性を意味しているので、実は学部はあまり関係ない。
「フェミニンなコンサバファッション」をもう少しかみ砕くと
- 優し気で淡めの色合い
- シンプルで奇をてらわないデザイン
- 柔らかな素材
- 上品なシルエット
を重視した“清潔感・親しみやすさ・女性らしさ”を同時に表現する服装である。
男性社会で生きてきた理系男子は、女性との関わりが希薄なため、わかりやすい女性らしさにときめきやすいのだ。
いちばんイメージしやすい王道の婚活ファッションだろう。
ハイスペ狙いのお見合い服
競争率の高いハイスぺを狙いにいくなら、“優しさ・親しみやすさ”よりも“知性と洗練”を前面に出した大人のいい女系ファッションで差をつけたい。
黒、ネイビー、ボルドーなど深め・強めの色味で、『東京カレンダー』のモデルのような、シックで都会的・洗練されたイメージ作りを推奨することが多い。

※画像はイメージです
自分と対等に会話ができる「歯ごたえのある」相手を求める今どきのハイスペ層には、芯がブレない印象を残す必要があるのだ。
婚活に黒などのダーク系の配色は意外に思われるかもしれないが、ハイスペに対してはこれが案外刺さるのだ。
黒はフェミニンさと遠いのではと思うかもしれないが、生地のつや感・質感、合わせる小物の色、髪型、化粧の色味を華やかにすることによって、女性らしさはいかようにも演出できる。

意外に思われますが、ダークブラウンもあり。あか抜けて見えます。 色自体のNGは案外なく、本人に似合っていればOKです。 その分メイクや髪型、小物などトータルで女性らしさをプラスするように意識しましょう。
陽キャ・運動部系狙いのお見合い服
陽キャの運動部系には、同じノリで楽しくやっていけそうな明るい印象を与えたい。パッキリとした鮮やかな色使いの、多幸感あふれるファッションを推奨している。

※画像はイメージです
イメージ画像のワンピースはグリーンだが、ビタミンカラーのオレンジやイエローなどもおすすめだ。
明るくはつらつとしたポジティブなオーラを表現し、一緒にいて楽しそう、会話が弾みそうと感じさせる雰囲気をつくるのがポイントとなる。
こうして具体的に見ていくと、3人から受ける印象はかなり違うと思う。
お見合いの服選びにあたって、具体的に「理系男子がいい」とまでは思っていない人も多いかもしれない。
でも、自分はどういうキャラで、どんな相手に隣にいてほしいのか。
その相手に合わせて自分をどのようにアピールするかの視点が、婚活では必要だ。
服選びを機に、ぜひ考えてみてもらいたい。
大きな方向性が決まったら、そこからさらに、自分に似合うようにコーディネートする必要がある。ここからは、そのポイントを解説していく。
【年齢別】20代・30代・40代のお見合い服のポイント
まずは、「自分自身の素材を生かす」ために大事な、年齢に合った選び方について解説する。
20代女性におすすめのお見合い服の選び方
20代女性は、アラサー女性御用達のブランドで選ぶのがポイント。
20代が若者らしいファッションを着てしまうと幼く見えてしまいやすいからだ。
お見合いの場では、多少背伸びして大人っぽい服を選ぶと浮かない。若さやかわいらしさは充分伝わる。
なにより20代向けのブランドは、生地が若干安っぽかったり、フリルなどの装飾過多やミニ丈などお見合いの場にはあまりふさわしくないデザインだったりすることが多く、お見合い向けの服を探しにくいのだ。
30代女性におすすめのお見合い服の選び方
30代は男女ともに婚活のボリュームゾーンなので、年相応の服装でOK。
素直に、30代の女性におすすめのブランドで選ぼう。シンプルで品のある服装を意識すると印象がいい。

フリルもりもりのマシュマロピンクなど、激甘ロマンティック系統はイタい人に見えやすい。悪いことは言わないから学生まででやめとくぱん。
40代におすすめのお見合い服の選び方
40代の場合は、落ち着きすぎてしまわないこと、かつ若作りに見えないことのバランス感覚が重要だ。
40代向けのブランドだとミセス感が強くなりすぎることが多いので、40代の婚活にはミドサー向けのブランドでの服選びを推奨している。

40代が年相応のブランドで選ぶと、授業参観のお母さんみたいになって恋しづらいぱんよ。
年齢に合わせて選ぶと言ったが、こうしてみると、実は20~40代までの女性は、30代女性御用達のブランドで選ぶと間違いがないということになる。
【婚活のプロ御用達】お見合い服におすすめのブランド4選
それでは、結婚相談所ナレソメ予備校ではどんな服を実際におすすめしているのか。
瞳さんがファッションコンサルのご提案用に普段からよくチェックしているというブランドを聞いてみた。
お見合い服選びの予算感
最初に予算の目安だが、価格はワンピースで2万円程度がちょうどいい。
誰が見てもちゃんとした質感になるので、それくらいの価格帯のブランドを選ぶと程よいのだそうだ。
プチプラ服や高級ブランドはできれば避けたほうがいいだろう。
特にハイブランドのロゴマーク入りや、特徴的なデザインなど値段がわかりすぎるものは最大値を取るための網を広げにくくなるからだ。
あなた自身が高収入で、かつハイスペ男性受け1点突破の強いこだわりがあるならブランドものもあり得るが、あなた自身の年収が高くない場合はやはり分不相応な浪費癖があるように映るリスクがある。
逆にプチプラブランドは、生地が安っぽくなければ、一部に使うのはあり。
例えばユニクロの生地は、案外上質。スカートやインナーの一部など、部分使いであれば問題なく使える。
ただしシルエットやデザインに女性らしさが足りないので、全身ユニクロは避けたほうがよい。
相場観を押さえたところで、実際に会員様へのご提案によく使うというブランドを4つ紹介する。
Andemiu(アンデミュウ)
「大人フェミニン」なトレンドを意識した、上品で女性らしいシルエットやデザインのアイテムが多いAndemiu。
全体的にきれいめな雰囲気でありながら、程よくカジュアルさをミックスしているため、30代女性はもちろん、20代女性にもおすすめのブランドだ。
出典:Andemiu
ánuans(アニュアンス)
上品で洗練されたスタイルがかなうánuans。
デザイン性はシンプルだが、シルエットや素材感が女性らしい。あまりごてごてせずに、シンプルで女性らしいファッションにしたい方におすすめだ。ブランド名にもある通り、ニュアンスカラーを多用しており、女性を美しく引き立てる色合いが魅力。シックで大人っぽいものも多いので、それこそハイスペ狙いの女性にも向いている。
出典:ánuans
CELFORD(セルフォード)
「THE FIRST LADY」をコンセプトに、世界各国のファーストレディのファッションやスタイリングを思わせるような、気品と華のあるファッションを提案しているCELFORD。エレガントで大人っぽいスタイルにほんのりと甘さがミックスされているので、20代女性にもおすすめ。
出典:CELFORD

CELFORDは、ミニ丈のワンピースも多いが、お見合いでのひざ出しは避けるぱん。子どもに見えるぱん。30代以上はなおさらイタいぱん。
FRAY I.D(フレイ アイディー)
エレガントなたたずまいにトレンド感のあるモード要素を取り入れた、凝ったデザインのアイテムが豊富なFRAY I.D。
鮮やかな色合い、華やかな柄、繊細なレースなど、デザインは凝っているものの、大人の女性らしいシルエットや素材感で、個性を出しながらお見合いの場にふさわしい服選びができる。
出典:FRAY I.D
ここで挙げた4つのブランドは、デザイン性はさまざまだが、女性らしいシルエットや生地感が共通している。フェミニンさの演出には、素材感やシルエットが大事だというのがよくわかるのではないだろうか。
スタイルをよく見せるお見合い服選びのポイント
「自分自身の素材を生かす」ためには、スタイルをよく見せるのも大切な視点。
ここからは、体形別にスタイルをよく見せるためのテクニックを紹介する。
ぽっちゃり体形の場合
ぽっちゃり体形で重要になってくるのは、ウエストマークしてXラインを意識した着こなし。ウエストラインを強調し、スタイルを良く見せるのだ。
「ええ! ぽっちゃりなんだからシルエットをごまかせるような服装がいい!」と思われるかもしれないが、隠すとよけい大きく見えてしまうし、女性らしさを感じづらくなる。
上半身のボリュームを逆手に取って、ウエストを絞ることでバストを引き立たせ、メリハリのある体形を演出できる。
そして、ウエストマークするために、ハイウエストガードルやウエストニッパーなど補正下着の活用をおすすめする。
使った経験がない人も多いと思うが、中に1枚入れるだけで見え方が抜群に変わる。
締め付けを不安に思う気持ちもあるかもしれないが、デート中ずっとではなく、お見合いの1時間だけである。
お見合いは1時間という短い時間で次に進むかどうかを見極める場。
女性らしさを感じてもらうための第一印象は重要なのだ。お見合いのときだけでもいいので、補正下着はぜひ使ってもらいたい。
きゃしゃ体形の場合
実は、きゃしゃ体形の場合も重要なのは、ウエストマークである。
ただ、ボディラインを強調すると貧相に見えがちなので、トップスにはタックが寄って胸元がふわっとしたものがおすすめだ。
胸元をふわっとさせてボリュームを出しつつウエストマークをして、持ち味のウエストの細さでメリハリを出してほしい。

スタイルによって見せ方は変わりますが、結局のところ、出すところは出して、絞るところは絞るのが大事です。 全部ぴったり全部ふわっと、どちらもお見合いの場にはふさわしくありません。フィット&フレアーでメリハリを意識した服装選びを心がけましょう。
トータルコーディネートで差をつける! 小物・メイク・髪型のコツ
ここからは、「フェミニン」さを演出するため、小物や化粧、髪型などを含めてトータルコーディネートでバランスを取っていくコツを解説する。
バッグ

※画像はイメージです
お見合いの第一印象は、服だけでなく小物も含めてのトータルで作られる。
だからこそ、バッグは基本的にアイボリー、クリーム、ベージュなど白系をおすすめしている。
なぜなら白いバッグはデート仕様なことが一目で伝わるから。
実用性の高い黒、ネイビー等の大きめバッグはどうしても仕事帰り、オフィススタイルの使い回し感が出てしまうのに対し、特に小ぶりな白いバッグは“特別な休日デート感”を強力に打ち出してくれるのだ。
ハイスペ狙いのシックなファッションであっても、バッグに白系を選ぶだけで、トータルでフェミニンさのバランスが取りやすい。

小ぶりなハンドバッグに実用性がなくてイラつく気持ちはよくわかる。持ち運びたい荷物はクロークや駅のロッカーにでも預けておくぱん。
靴
靴は、苦にならないならヒールパンプスを推奨。これももちろんフェミニンさの演出だ。
ただ、履き慣れていなくて挨拶時に顔が引きつるくらいなら、無理にハイヒールでなくてもよい。席についてしまえば、ヒールかどうかはほとんど目に入らない。
ぱっと見のデザインが女性らしい印象の靴であれば充分だ。ただし、汚れや履きつぶされてヨレヨレになっていないかには気を付けてもらいたい。
アクセサリー

出典:STAR JEWELRY
次に、お見合いは座って行うので、胸元から上がその1時間の印象として強く残る。
だからこそ、スウィングタイプのピアス・イヤリングの着用をおすすめしている。
男性は揺れるものに弱いのだ。ゆらゆら揺れるものを耳に下げていると、それだけで気をそそられるらしい。裾がひらっとする動きのある素材の服と同じ考え方である。

揺れるピアスは猫じゃらしならぬ「男じゃらし」と心得るぱん。
メイク
化粧のポイントは、チークとリップ。これに尽きる。
最近はチークレスな女性も多いが、お見合いの場ではチークは必須と考えてほしい。
チークとリップを入れると一気に男性のテンションが上がる。
男性は細かいメイクテクニックについてはわからないが、血色のよさだけはわかるらしい。むしろ唇と顔の血色しか見ていないと言っても過言ではない。お見合いでは血色のよさが伝わるようにして臨んでもらいたい。
髪
ヘアスタイルはダウンスタイルが基本で、あまりアレンジしすぎないことを推奨している。
ファッションの機微には気づけない男性だが、なぜか髪型には好みがあることが多い。あまりヘアアレンジを入れないほうが、誰にでもハマりやすいのである。
ヘアアレンジによって、プロフィール写真とのギャップが生まれやすいことにも注意が必要である。
髪型によって印象は大きく変わる。ネガティブギャップが生まれないように、巻く度合いはプロフィール写真に合わせるのが無難である。
【春夏秋冬】季節に合わせたお見合い服選び
いざ実際に服を選ぼうとした時、季節によっても注意すべきポイントがある。そこで最後に、季節によるお見合い服選びの注意点を解説する。
春のお見合い服

※画像はイメージです
春は、正直そんなに悩まないのではないかと思う。
鉄板のワンピースや、とろみブラウスとスカートなどの組み合わせが似合う季節である。
注意すべき点としては、透けない素材を選ぶこと。
軽やかな印象の素材を選びたくなる気持ちはよくわかるのだが、生地の厚みはそのまま清潔感や上質感に繋がりやすい。
ペラペラの生地で下着のラインを拾ってしまうような服はやめておこう。
夏のお見合い服

※画像はイメージです
夏は春同様、素材選びに注意が必要である。
麻などの涼しい素材を着たくなるが、湿度と汗でシワが寄りやすい天然素材100%ではなく、ポリエステルなどシワに強い化繊との混紡素材をおすすめする。
また、汗ジミとにおい対策も忘れずに行いたい。
そして、夏シーズンであれば、二の腕を出すのも効果的だ。
透けないことと矛盾するように感じるかもしれないが、腕出しはあり。むしろしたほうが引きが強い。
恥ずかしいのはわかる。私も二の腕を出すのは正直抵抗がある。
でも、二の腕の太さを気にする男性は、幸か不幸かほぼいない。
気づけるのは、二の腕が出ているか出ていないか。それだけである。
そして二の腕が出ているととても評価が高い傾向は顕著。彼らはとても単純な生き物なのである。
とは言えノースリーブが恥ずかしい場合は、肩先だけを覆うフレンチスリーブを選ぶとよい。二の腕を出しながら、実は半袖よりも細く見える場合も多いのだ。
秋のお見合い服

※画像はイメージです
寒い季節はカジュアルな素材感のものが多くなるので、お見合いにふさわしいのかどうか迷う服も多いのではないだろうか。
素材で女性らしさを出しづらくなってくる中で、秋冬に特に意識したほうがいいのは、シルエットである。
寒くなってくる季節なのでニットを着ることは問題ない。
ただし、ざっくりニットはカジュアル感が強く出やすいので、目が詰まったハイゲージニットなどで着ぶくれしないように気を付けたいところ。
普段着に見えないように、フィット&フレアーのシルエットが大切になってくる。
また、肌寒くなってきても、できれば首・手首・足首の肌は見せておきたいところ。
タートルネックやハイネックではなく、クルーネックがおすすめだ。一方、深いVネックは品がなく映りやすいので、選ぶときには注意してほしい。
冬のお見合い服

※画像はイメージです
冬はコートや靴など、小物選びにも迷うことが多いのではないだろうか。
コートは防寒着なので厚手でもいいが、ピーコートやダッフルコートのようなズドーンとしたカジュアルなものよりは、ベルト付きでウエストマークできるデザインなど、女性らしいラインを意識したコートを選ぶといい。
靴も基本的にはパンプスがいいが、寒い場合はショートブーツもあり。
また、足元の寒さ対策としては、ストッキングのように見えるのに分厚いタイツ並の暖かさを持つ「フェイクタイツ」の活用もおすすめだ。

ニットの他にも、お見合いに適しているか不安になる素材が多いと思いますが、意外と秋冬らしい素材は男性に好評です。 例えば、スウェードのスカートやツイードのノーカラージャケットなど。シルエットがぼわっとしすぎないように気を付けながら秋冬らしい素材を取り入れましょう。
まとめ
狙いたい相手から逆算する戦略的な婚活服の選び方をはじめ、年齢・体形・季節ごとに具体的なアイテム選びを解説してきた。
ポイントを押さえながら自力で選んでもらえるように細かく解説したつもりだが、残念ながら、どんな人でもこれを着ればOKなんて服はないのが現実。
実際に自分で選んでみようとすると、迷うことも多いかもしれない。
もし自力のコーディネートでは希望の相手にあまり刺さらず、仮交際に繋がりづらい場合や、その後のデートでどんな服を選べばいいかわからない場合は、プロの手を借りるのも手だ。
結婚相談所ナレソメ予備校では、そもそも自分はどんな人間なのか、相手はどんな人がいいのかの深掘りから仲人と二人三脚で言語化していく。
それをもとに、個々にパーソナライズしながらお見合い服を選んでいくのだ。
結婚相談所ナレソメ予備校であれば、瞳さんをはじめとするナレソメスタイリストがお見合い服選びを手伝ってくれる。
アドバイスだけでなく、実際に一緒に買い物に出かけ、ただ「似合う」だけでなく、婚活で異性に受けが良く、選択肢が広がるような服を選んでくれるサービスがあるので心強い。
私自身、結婚相談所ナレソメ予備校で婚活したが、お見合い服は、スタイリストさんに相談して太鼓判をもらえたことで安心したものだ。
アクセサリーや補正下着まで選んでもらい、自信を持ってお見合いに臨めたのである。
ナレソメ予備校は、50年続く幸せな結婚のために、お見合い服選びに限らず、あなたの婚活を全力で応援する。
ナレソメノート編集部
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