【勝倉が解説】「電柱女子」はなぜ結婚から遠ざかる? 令和の婚活に必要なのは、女性からも動く姿勢
ABEMAの婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』で使われた「電柱女」という言葉が注目を集めた。これは、結婚を望みながらも自分からは動かず、男性のアプローチを待ち続ける女性を指す。本記事では、この言葉を「電柱女子」と表記する。
かつては、「男性が誘い、女性が応じる」という役割分担が、今より当然視されていた。しかし、社会の仕組みや男女の関係性が変わった現在も、同じ姿勢のままでよいのだろうか。
婚活のプロであるモテコンサル勝倉は、男性が恋愛や結婚に向かう動機が弱まり、アプローチにも慎重になった令和では、受け身でいるほど誠実な男性との縁を逃しやすいと語る。
大切なのは、無理に男性を追いかけることではない。自分も相手に関心があり、関係を進めたいと思っていることを、相手に伝わる形で示すことだ。
本記事では、「電柱女子」が結婚から遠ざかりやすい理由と、女性が安心して一歩を踏み出す方法について、勝倉が詳しく解説する。
モテコンサル勝倉
株式会社ナレソメ取締役、結婚相談所ナレソメ予備校塾長。1989年生まれ東京都出身、上智大学卒。新卒で株式会社三菱UFJ銀行に総合職として入行し、外資系ファンド向けの不動産ファイナンス業務に従事。2019年に退職し、モテコンサルタントとして起業。結婚に関するニーズの高まりを受け、代表の宇波と結婚相談所「ナレソメ予備校」を設立。株式会社ナレソメでは塾長としての顧客サポートに加え、コンサル・プランナーを統括するサービス部の管掌役員を務める。
「電柱女子」とは、男性から選ばれるのを待ち続ける女性

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「電柱女子」とは、結婚したい気持ちはあるものの、自分から相手に話しかけたり、好意を示したりせず、男性が動いてくれるのを待つ女性です。道端に立つ電柱のように、その場から動かず、誰かが来るのを待っている様子を表しています。
言葉自体はかなり刺激的ですが、問題の本質は女性の性格や魅力ではありません。過去の恋愛で通用した「男性が声をかけ、女性が選ぶ」という姿勢を、恋愛を取り巻く環境が変わった現在も続けてしまうことが問題なのです。
過去に、自分から動かなくても男性から誘われた経験がある女性ほど、「男性は好意があれば積極的に来るものだ」と考えやすいかもしれません。しかし、男性から声がかからないからといって、その女性に魅力がないとは限りません。相手の女性が自分に好意を持っていると確信できなければ、アプローチを控える男性もいるからです。
令和の恋愛では、ただ待っているだけでは、互いに関心を持っていても関係が始まらないことが増えているのです。
男性が恋愛や結婚に向かう「必然性」が弱くなった

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では、なぜ男性は以前ほど積極的に動かなくなったのでしょうか。
私は、その背景の1つに、男性が恋愛や結婚へ向かう社会的な必然性が弱くなったことがあると考えています。
昭和や平成初期には、「男性は結婚して一人前」という考えが今より強く、結婚が社会的な信用につながる場面もありました。また、男性が外で働き、女性が家事や育児を担う分業が一般的だったため、生活を支え合うという面でも結婚の必要性が大きかったといえます。
しかし現在は、こうした価値観が薄れ、家電や生活サービスの発達によって、1人でも暮らしを維持しやすくなりました。結婚や子どもを持つことも、それぞれが選ぶ生き方の1つになっています。
そのため、男性にとって恋愛や結婚は、「しなければならないもの」ではなくなりつつあります。なんとしてでも女性と交際しようと、自分から積極的に動く理由も、以前より弱くなっているのです。
実際、リクルートブライダル総研の「恋愛・結婚調査2023」では、恋人がおらず、これまで交際経験もない20代未婚男性は46.0%でした。前回調査から11.8ポイント増えており(※)、交際経験のない20代男性は、もはや一部の例外とはいえません。
もちろん、この数字だけで、男性の恋愛意欲が低下したと断定することはできません。ただ、男性が自然に恋愛へ向かい、女性を積極的に追いかけることを前提に婚活するのは、以前より難しくなっていると考えられます。
※参考:リクルート「恋愛・結婚調査2023」
好意が見えない相手には、誠実な男性ほど踏み込みにくい

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男性が女性に近づきにくくなった理由は、恋愛や結婚へ向かう動機が弱まったことだけではありません。現在は、相手の意思や境界線を尊重することが強く求められるため、女性へのアプローチに慎重になる男性もいます。
職場や趣味のコミュニティで女性を食事に誘えば、相手を困らせるかもしれない。告白して断られた後、同じ場所で顔を合わせるのは気まずい。さらに、コンプライアンスや同意への意識が高まり、行き過ぎた言動によって法的責任を問われる可能性も意識されています。
こうした可能性まで考える男性ほど、自分への好意が見えない女性には踏み込みにくいものです。相手の気持ちがわからなければ、「関心がないのだろう」と判断して距離を取ります。
ここに、受け身でいることの大きな落とし穴があります。
自分の意思を示さないまま、それでも積極的に距離を縮めようとしてくる男性だけを待っていると、相手の反応や境界線をあまり気にしない人ばかりが近づいてくる可能性があります。一方で、慎重な男性は、脈がないと考えて離れていくかもしれません。
「男性に本気で好かれていれば、自分から動かなくても熱心に口説いてくれる」という期待が、かえって、相手の意思を尊重する男性との縁を遠ざけてしまうことがあるのです。
「やってもらって当たり前」の姿勢では、結婚相手に選ばれにくい

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受け身でいることは、出会いの数を減らすだけではありません。交際が始まった後も、男性に一方的な負担を感じさせる原因になります。
デートに誘う、店を決める、会話を盛り上げる、好意を伝える。こうした役割を全て男性に任せ、女性側が感謝や好意を返さなければ、「男性がしてくれて当然」という態度に見えかねません。男性も自分ばかりが時間や労力を使っていると感じるでしょう。
結婚生活は、どちらか一方が相手を楽しませ、支え続けるものではありません。男女がともに働き、家庭生活も協力して築くことが一般的になった現在、結婚相手には、自分に関心を持ち、一緒に関係をつくろうとする姿勢を求める男性も少なくありません。
どれほど外見的な魅力があっても、相手にしてもらうことばかりを期待していては、長く生活をともにするパートナーとして選ばれにくくなります。相手に何を求めるかだけでなく、自分は相手に何ができるのかも考えることが大切です。
令和の恋愛では、女性から「OKサイン」を出す
令和の恋愛では、女性から「OKだよ」というサインを出さなければ、物語は進みにくくなっています。私は、姫が王子から誘われるのを待つのではなく、姫から王子を誘うくらいの勢いが必要だと考えています。
男性は、相手の気持ちがわからない状態で、誘ったり告白したりする「決定打」を打つことにリスクを感じています。その一歩が重いからこそ、女性が先に「あなたならOK」というサインを示せば、男性も動きやすくなるのです。
自分からデートに誘う

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最もわかりやすい方法は、女性からもデートに誘うことです。
「今度、2人でご飯に行きませんか」
「前に話していたお店、一緒に行きたいです」
この程度の誘いでも、男性には充分なメッセージになります。少なくとも、「自分が話しかけたり誘ったりしても迷惑ではない」とわかるため、次の行動に移りやすくなるのです。
女性から誘うことに抵抗がある人は、「自分が追う側になったら、大切にされないのではないか」と不安に思うかもしれません。しかし、最初のきっかけをつくることと、その後も一方的に相手を追い続けることは別です。女性が扉を少し開けば、それまで慎重になっていた男性も動きやすくなります。
誘って断られた場合は、それ以上しつこく誘わないことも大切です。相手の意思を尊重するという原則は男女で変わりません。まずは一度、負担の少ない形で声をかけ、相手の反応を見ながら次の行動を考えましょう。
関係を進めたい気持ちを言葉にする

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食事に行ける関係になっても、お互いが相手の出方を待っていれば、友人や同僚のまま時間だけが過ぎていきます。
相手をもっと知りたい、また会いたい、いずれは付き合いたい。そう思うのであれば、その気持ちを少しずつ言葉にしていきましょう。
必ずしも、女性からいきなり告白する必要はありません。
「また2人で会いたいです」
「一緒にいると楽しいです」
「もっと仲良くなりたいと思っています」
こうした言葉があれば、男性も「関係を進めてもよいのだ」と判断しやすくなります。男性からはっきり告白してほしい場合も、その前段階で、自分も相手に好意を持っていることを充分に伝えておきましょう。
待つこと自体が問題なのではありません。相手に判断材料を渡さないまま、自分の望む行動だけを期待することが、関係を止めてしまうのです。
誘うのが難しければ、前向きな反応を返す

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自分からデートに誘ったり、好意を言葉にしたりするのが、どうしても難しい人もいるでしょう。その場合は、男性からの小さなアプローチに、わかりやすく前向きな反応を返すことから始めてみてください。
たとえば、次のような行動です。
- 笑顔で話し、「話していて楽しい」と伝える
- 相手のよいところを具体的に褒める
- 「あなたには話しやすい」と、特別感のある言葉を添える
- 食事に誘われたら、先延ばしにせず候補日を出す
- 連絡を放置せず、やり取りを続けたい気持ちが伝わるように返信する
- 次も会いたいと思ったら、その日のうちに感謝と意思を伝える
大切なのは、恋愛の駆け引きとして相手をじらさないことです。以前は「すぐに予定を空けると、暇な女性だと思われる」「返信を遅らせたほうが追ってもらえる」といった考え方もありました。
しかし、男性も相手の反応を見ながら慎重に動いている時代です。曖昧な態度を続ければ、「脈がないのだろう」と受け取られます。自分もこの関係に前向きだと伝わる反応を返すことが、次の一歩につながるのです。
自分から動くだけでなく、出会う場所も選ぶ

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ここまで、女性から好意や関心を示すことが大切だと説明してきました。ただし、自分から動けば、どのような場所でも安心して恋愛できるわけではありません。
例えば、職場で相手との距離を急に縮めようとすれば、女性から誘った場合でも、相手を困らせたり、仕事上の関係に影響したりする可能性があります。恋愛は相手の内面や私生活に一歩踏み込む行為です。性別に関わらず、相手の立場や反応を見ながら進める必要があります。
そこで考えたいのが、どこで相手と出会うかです。
まず恋愛相手を探したい人には、マッチングアプリも選択肢になります。男女の出会いを目的とする場なので、職場や日常のコミュニティよりも相手に好意を示しやすいでしょう。断られたり、やり取りが終わったりしても、仕事やふだんの人間関係に影響しにくいという利点があります。
一方、結婚を望んでいる場合は利用するアプリや出会う相手を慎重に見極めなければなりません。サービスによっては、恋愛や結婚以外を目的とする人も利用しており、プロフィールの内容や独身であることを、本人の申告だけでは確認できない場合があります。
結婚の意思がある相手と、身元を確認したうえで出会いたい人には、結婚相談所も選択肢の1つです。
結婚相談所は、安心して恋愛に向き合える場所

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かつて結婚相談所には、「恋愛をせず、条件だけで相手を選ぶ場所」というイメージもありました。しかし、職場や日常のコミュニティでのアプローチが難しくなった現在、結婚相談所は、安心して恋愛に向き合える貴重な場所になりつつあります。
結婚相談所では独身証明書などの必要書類を提出し、結婚を望む人同士で出会います。さらに、仲人型の結婚相談所では、交際中の相手の気持ちや、次の段階へ進む意思を、仲人(プランナー)を通じて確認できます。
「相手も前向きなので、次のデートで気持ちを伝えてみましょう」
「今は温度差があるので、もう少し会話を重ねましょう」
といった助言があれば、自分だけで相手の気持ちを推測し続ける必要がありません。相手の温度感を踏まえながら、次に取る行動を考えられます。
また、相談所で出会った相手とは、職場や友人関係が重なるケースもほとんどありません。仮に気持ちを伝えて断られても、仕事やふだんのコミュニティに影響する心配はほぼなく、仲人と経験を振り返って次の出会いに生かせます。
自分から動くことが怖い人にとって、第三者の支援を受けながら一歩を踏み出し、経験を重ねられることは、相談所の大きな利点です。
まとめ:待つのをやめることが、よいご縁への第一歩になる
「電柱女子」という言葉は刺激的ですが、女性そのものを否定するための言葉ではありません。見直したいのは、「男性から来るのを待つ」という恋愛への向き合い方です。
男性が恋愛や結婚へ向かう社会的な必然性は弱まり、相手の気持ちが見えない状況でのアプローチにも慎重になっています。そのなかでなにも示さずに待っていれば、互いに関心を持っていても、関係が始まらないまま終わるかもしれません。
少し強い言い方をするなら、「いい男を狩りたい」のであれば、自分から動くことが必要です。デートに誘う。もう一度会いたいと伝える。そこまでできなくても、笑顔や返信、日程調整を通じて前向きな反応を返す。自分が理想とする男性と結ばれたいなら、相手から選ばれるのを待つだけでなく、望むご縁を自分の意思でつかみにいきましょう。
結婚相談所ナレソメ予備校では、相手の気持ちや交際状況を確認しながら、会員が安心して次の行動を選べるようにサポートしています。
「自分から動くのが怖い」
「どこまで好意を示せばよいのかわからない」
「傷つくのが怖くて、相手の出方を待ってしまう」
そう感じている人は、ぜひ無料相談をご活用ください。どのような相手と出会いたいのか、そのためになにから始めればよいのかを婚活のプロと一緒に考えましょう。
監修:モテコンサル勝倉
▶無料相談って何をするの? という方はこちらの記事と動画もチェック!


