【男女の恋愛観】あなたの自信はどこから? 交際人数で自信がつく男性と、経験に左右されない女性の意識差

婚活の場で、「自分は異性からどう見られているんだろう?」と考えたことはありませんか? その自信の有無は、恐らくあなたの行動を大きく左右するでしょう。

実はその“自己評価”が、過去の結婚経験や交際人数によって、男女で全く異なる傾向を示すことが、ナレソメ総研の調査で明らかになりました。

今回は「自己評価と恋愛・結婚経験に関するアンケート」の結果から、男女の恋愛観に潜む興味深い傾向をご紹介します。

結婚経験で自信が逆転!?「選ばれた経験」が男性を強くする

まず、婚姻歴別に「異性100人のうち何人に配偶者として選ばれると思うか」を尋ねてみました。

その結果がこちらのグラフです。

結果を見ると、婚姻歴のない男女では、女性(平均21.0人)のほうが男性(平均17.0人)よりも「選ばれる」と回答した人数が多く、自己評価が高い傾向にありました。

しかし、婚姻歴が「あり(1回)」の男女では、この立場が逆転します。男性は平均29.2人と自己評価が大幅にアップするのに対し、女性は18.8人と、婚姻歴のない女性よりも減少する結果となりました。

この結果から、一度「結婚」という経験をしたことで、男性は「自分は選ばれたのだ」という事実が大きな自信につながる可能性が示唆されます。一方で、女性は結婚生活を経て、より客観的・現実的に自分を評価するようになる、という実態がうかがえます。

男性とは大きく異なる「女性の自己評価」

次に、婚姻歴のない婚活中の男女を対象に、3か月以上交際した人数別に、同じく「異性100人のうち何人に配偶者として選ばれると思うか」と尋ねてみました。

ここでも、男女で非常に対照的な結果が現れました。

男性は、交際人数が0人の時点では平均9.0人と非常に低いものの、交際人数が増えるのに伴って自己評価も上昇。5人以上になると平均34.7人まで伸びています。

一方の女性は、交際人数が3人になるまで自己評価はほぼ横ばい、もしくは微減傾向にあります。交際人数0人の時点ですでに21.2人と高い数値を示しているのが特徴的です。

この違いは、自己評価の根拠に差があることを示唆しています。男性は「交際できた」という成功体験を重ねることで、分かりやすく自信をつけていくようです。

対して女性は、実際の交際人数にかかわらず「これまでの人生で、一定数の異性からアプローチされてきた」という経験則が、自己評価の基盤となっているのかもしれません。ナレソメ総研の調査によれば、告白されたことがない未婚女性は7.3%というデータもあります。交際経験がなくても告白された経験などから、自身の魅力をある程度客観視できている、と考えることもできそうです。

今回の調査から、恋愛や結婚における自己評価は、男女でその根拠が大きく異なる可能性が浮き彫りになりました。男性は「成功体験の積み重ね」を、女性は「これまでの経験からの実感値」を自信の源にしているのかもしれません。この男女間の“自信のつけ方””の違いが、婚活市場におけるすれ違いの一因となっている可能性も考えられるでしょう。

<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2025年9月22日(月)〜9月26日(金)
<調査対象>
婚活中の男女
<回収サンプル数>
374人(男性187人、女性187人)

ナレソメ総研

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執筆者 ナレソメ総研
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