夫婦の恋愛経験は釣り合うのか?「初めて同士」は多いが「経験豊富同士」は0組
「恋愛経験が少ない自分でも、華やかでモテる女性と結婚できる?」
「アプリでたくさん出会ってきたけれど、最終的にどんな男性と結婚するんだろう?」
婚活を進めるなかで気になるのが、「夫婦間の恋愛(交際)経験は釣り合うのか?」という疑問です。
今回、ナレソメ総研では既婚男女387名(男性104名、女性283名)を対象に、自分と配偶者の「(結婚相手を含む)過去の交際人数」に関するアンケート調査を実施しました。
データをひも解いていくと、夫婦間の恋愛経験について興味深い結果が明らかになりました。
夫婦の恋愛経験値は近い傾向。お互い唯一同士が目立つ結果に
既婚男女に、自分と配偶者の交際人数(およそ週に1度以上の頻度で3か月以上交際が継続した人数をカウント)について尋ねた結果、夫婦の交際人数は似る傾向が見られました。
今回の調査で「配偶者の交際人数は全くわからない」と回答した男性15名、女性36名を除いた既婚男女計336名の回答を分析した結果が以下のとおりです。


- 夫軸のデータ
交際人数1人の男性は「妻の交際人数1人」が32.6%で最多。73.0%が「交際人数1〜3人の女性」と結婚している。 - 妻軸のデータ
交際人数1人の女性は「夫の交際人数1人」が41.4%で最多。78.5%が「交際経験1〜3人の男性」と結婚している。
ただし、夫婦それぞれの交際人数の中央値は男性2.5人、女性3人。
つまり、男女とも交際人数1〜3人がもともとのボリュームゾーンであるため、交際経験1〜3人同士の夫婦が多くなること自体はある程度順当な結果だといえます。

一方で、特徴が出たのが、夫婦ともに交際人数が1人同士の組み合わせです。
男女の交際人数に関係がなく、現在の人数分布のままランダムに組み合わさると仮定した場合、「1人×1人」は約5.5%(18〜19組)になる計算です。しかし実際には8.6%(29組)と、単純な期待値の約1.6倍にました。

「現在の配偶者がお互いに唯一の交際相手」という夫婦が、単純な人数構成から想定されるより多かったということです。
交際人数8人以上の男女は同程度の相手を選ばない
もう1つ、今回の調査では交際人数8人以上の男女は、交際人数3〜5人の男女と結婚する傾向が見られました。
一方で、恋愛経験が多い男女同士(交際人数8人以上×8人以上)が結婚した例は確認されませんでした。
交際人数8人以上の男女の配偶者の交際人数は以下のようになっています。

交際人数8人以上の男女の「配偶者の交際人数」を4つのセグメントに分けてみると、男女ともに3〜5人の層が中心となっています。強いて言えば女性のほうが、配偶者についても比較的交際経験が多い層に分布する傾向が見られました。
以上のことから、夫婦の交際経験は全体として近い傾向にある一方、「交際経験が豊富な人同士」では夫婦となりにくい可能性があるといえます。
では、なぜ交際人数8人以上の高経験者同士の結婚は今回の調査では見られず、男女ともに交際人数3〜5人程度の中経験者との結婚が中心となっているのか?
1つの可能性として、恋愛経験を重ねるなかで、自分自身の恋愛傾向や課題への理解が深まり、結婚相手には自分とは異なるタイプを求めるようになることが考えられます。
交際経験が増えるほど、「自分はどのような相手に惹かれやすいのか」「どのような関係でうまくいかなかったのか」を振り返る機会も増えます。
その結果、結婚を具体的に考える段階では、自分と似た恋愛傾向を持つ相手よりも、自分にはない安定感や異なる関係性を築けそうな相手を評価するようになることがあるのかもしれません。
特に男性は、交際経験が多い人ほど恋愛対象と結婚相手を分けて考える傾向があることが、先行調査で確認されています。
今回、交際経験8人以上の男女で、同じ経験豊富な人ではなく3〜5人程度の相手との組み合わせが目立った背景にも、こうした「自身の恋愛傾向を振り返ったうえで、これまでとは異なるタイプの相手に目を向ける」選択が一部で働いている可能性があります。
まとめ:これから結婚を目指す人へ
ここまでの内容を踏まえ、これから結婚を目指す男女が取るべき具体的な戦略をお伝えします。
女性:交際人数が増えすぎる前に出会いの「環境」を変えよう
今回の調査では、交際人数8人以上の男性の結婚相手として最も多かったのは、交際人数5人の女性でした。
ただし、ここで重要なのは「交際人数5人を目指せばいい」ということではありません。結婚を目指すうえでは、交際人数そのものを増やすことよりも、どのような相手と、どのような交際を重ねるかに目を向けることが大切です。
ナレソメ総研が行った先行調査では、結婚までの交際人数と「婚活納得感」や「夫婦関係満足度」との間に、統計的な有意差は見られませんでした。
つまり、交際経験を増やしたからといって、より満足度の高い結婚につながるとは限らず、交際人数が多くなるほど「不本意な交際を経験した」と感じる女性の割合が高くなる傾向も見られています。
だからこそ、ただ出会いの数を増やすのではなく、結婚相談所など、結婚への真剣度が高い人と出会いやすい環境へ切り替えることも選択肢の1つです。
男性:自分の「現在地」を客観視しよう
今回の調査では、男性の交際人数の中央値は2.5人で、交際人数1〜3人が全体の71.4%を占めていました。また、交際人数1人の男性の73.0%が、交際人数1〜3人の女性と結婚しています。
この結果からも、実際の結婚では、自分と大きく離れた恋愛経験を持つ相手よりも、比較的近い経験値の相手と結ばれるケースが多いことがわかります。
もちろん、恋愛経験が少ない男性は、恋愛経験が豊富な女性とは結婚できないということではありません。ただ、今回のデータを1つの材料として、自分が一緒に生活をしたい結婚相手のイメージを見直してみてもよいといえます。
大切なのは、自分自身の恋愛経験や、これまで築いてきた関係性を客観的に振り返ったうえで、どのような相手となら無理なく関係を深めていけるかを考えることです。
婚活では、理想の条件だけを見るのではなく、自分自身の「現在地」を知ることも、相性のよいパートナーと出会うための大切な視点といえるでしょう。
<出典記入方法>
本調査結果を引用する場合、「あなたと配偶者の恋愛経験などに関する調査2026(ナレソメ総研調べ)」及び、本記事URLを必ず明記してください。
<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2026年7月30日(木)〜8月5日(水)
<調査対象>
20歳以上の既婚者
<回収サンプル数>
387名(男性104名、女性283名)※内、男性15名、女性36名が「配偶者の交際人数は全くわからない」と回答。
ナレソメ総研



