【実録! ハイスペ婚の掟#2】重要なのはスペックよりもオレンジジュース? 年収2000万医師と成婚した25歳女性の観察眼

結婚したい。
もちろん、相手は誰でもいいわけじゃない。
優しくて、常識があって、子ども好き。
……できれば好みの顔のイケメンで、稼ぎもいい人。
ぶっちゃけ、そんなハイスペックな男性と結婚したい。

――婚活中、こう考えたことがない女性なんて、いるだろうか。

「自分の理想の男性と結婚したい」
その望みはごく当たり前の感情で、なんら悪いことではない。

ただし問題が1つ。
そんな「理想的な男性」は、ものすごく競争率が高いという現実だ。

それでも、世の中には「理想の夫」を射止めた女性たちが実際にいる。
彼女たちはどんな背景を持ち、どんな行動を重ね、どうやって“最終的に選ばれる側”になっていったのか。

この連載では、結婚相談所ナレソメ予備校の卒業生の中でも、超絶人気のハイスペ男性を射止めた女性たちに、根掘り葉掘り婚活の話を聞いていく。

今回は、スペックには無頓着だったのに、結果的に年収2000万超の医師と成婚した25歳女性の話。

連載第1回 100名以上とお見合いし「年収1000万円のイケメン」と結婚に至ったミドサー女性

彼女たちの婚活ストーリーにはきっと、「ハイスペと結婚したい!」と願うあなたのヒントがぎゅっと詰まっているはずだ。

ぱんだ
ぱんだ

高望みは悪じゃない。むしろ、“高望みの相手に近づいて、釣り合うための努力”こそ、婚活の真骨頂ぱん!

【CASE2スペックより所作のきれいさを重視していたら年収2000万円以上の医師と成婚した25歳女性の婚活

※本人提供写真

ご夫婦のプロフィール

奥様のプロフィール

活動時の年齢:25歳
職業:営業職→現在は専業主婦
年収:400万円
似ていると言われる芸能人:木村文乃
旦那様のプロフィール

活動時の年齢:33歳
職業:医師
年収:2000万円超
似ていると言われる芸能人:思い当たらないが、ぱっちり二重の顔立ち。身長178cm。

こだわりはスペックよりも所作のきれいさ

ーー婚活中、お相手に求める「条件」は何でしたか?

最初は「20代から32歳まで」「年収500万円以上」「身長165cm以上」……ぐらいですね。学歴は高卒以上だったらまあいいかと思っていて、特にこだわりはありませんでした。
今は専業主婦ですが、専業主婦になりたいという願望はなくて、むしろ結婚後も働くつもりでした。

夫から申し込みをいただいたとき、実はちょっと悩みました(笑)。
というのも、基本的に20代のお相手がいいなと思っていたので、33歳という年齢が少しネックで。
それに、当時の私は愛知県在住で、夫は静岡県だったので、距離も気になっていました。

ーーそんな中で、なぜ申し込みにOKを出したのですか?

顔がいいなって思ったんです(笑)。
実は、夫以外の申し込みも申し受けOKも、ある程度スペックを見たら、あとは顔が好みかどうかで選んでました!

ーー実際にお見合いしてみて、どのようなところが好印象でしたか?

もちろんスペックも「すごい人だな」って思いましたが、たぶん、夫の年収が500万円でも結婚していたと思います。

その理由は……実は私が、人の細かい所作が気になってしまうタイプだから。
食べ方や振る舞い、お箸の持ち方など、日常的な所作がきれいな人に惹かれるんです。
裏を返せば、ちょっとでも所作が無理だなって思ってしまったら、まず好きにはなれない。このこだわりは、活動中、プランナー(仲人)さんにも素直に打ち明けていました(笑)。

でも夫には、お見合い中に「嫌だな」と感じる瞬間が全くなかったんです。
上品な振る舞いというか、育ちの良さがにじみ出ていて。会話からもとても優しい人なのが伝わってきました。

だから、たとえ夫が年収500万円でも、私は結婚していたと思います。
私のこだわりポイントはスペックよりも、立ち居振る舞いや人柄だったんです。

ちなみに、お見合いを通して自分が細かい所作が気になるタイプだと自覚してからは、「高卒」という条件を「大卒」に変えました。
大卒の方のほうが、立ち居振る舞いや価値観の面から私の希望にマッチしていそうだと思ったので(笑)。

ーー細かい所作についてどういうところが気になるのか、具体的な例を教えてください。

店員さんへの態度やお箸の持ち方、LINEの文面に変な誤字がないか……とか。
我ながら細かいんですが、お見合いでオレンジジュースを頼む方にあまりいい印象がなくて(笑)。こういう場では、コーヒーか、飲めないなら紅茶が無難かと思うのですが、両家顔合わせでもオレンジジュースを飲みそうだな……と。TPO的な違和感かもしれません。

ーー細かい所作が特に気にならない人は、どれくらいいましたか?

婚活していた3か月ほどで大体10人ちょっとの方とお会いしたのですが、気になる点がなかったのは3人くらいですね。
仮交際に進んだ方の中にも、お箸の持ち方がどうしても受け付けられなくてお断りした方もいました。

「どうにかなる」精神で自然体で振る舞った

ーー旦那様との将来を見据えると、仕事を辞めて静岡県に移住する必要があったと思います。それを決意できるほどの旦那様の魅力は何だったのでしょう。

もともと私は「どうにかなる」って思いやすいタイプなんです。
「とりあえず1回行って暮らしてみて、なにかあったら離婚して実家に戻ればいいや」って(笑)。だから、「決意!」って感じでもないんですよね。
意思決定が速くてうじうじ悩まないのが、私の美点と言えば美点かもしれません。

ーーお見合い中、仮交際に進みたい! と思ったときのテクニックはありますか?

特にないです。夫にはナレソメですすめられたスタバカードをあげましたが、本当にそれくらい(笑)。
本当に自然体で、いつも通りに振る舞いましたね。
取りつくろったりうそをついたりしても、後からつらい思いをするのは自分ですから、最初から素を出していました。

ーーこの人となら、理想の結婚生活をかなえられそうと思った男性の特徴はありましたか?

デート中に軽くイジってみて、笑って受け流してくれる人なら安心だと思います。
というのも、私はお相手に求める「内面の希望」が結構厳しかったんです。
夫婦は対等でいたいし、むしろこっちが少し上から接したとしても受け止めてくれるような方と結婚したくて(笑)。
だから、「絶対に共働きがいい」とか、「絶対に専業主婦がいい」とか決め打ちで要求してくる方は避けました。

イジったときの反応で、モラハラ気質の男性かどうかもだいたい見分けて避けられると思います。
もっとも、IBJにはオラついている男性はあまりいなかったように感じたので、その点は安心でしたね(笑)。

夫は積極的にデートのお店を決めてくれるし、LINEの質問にも丁寧に返してくれる人。
たまに、最後の質問にしか返答をしない男性もいますが、夫はそういった雑さがなく、文章も整っていたのが好印象でした。
こうした行動を総合的に見て、「この人なら信頼できる」と感じました。

ーーいわゆる「高望み願望」が無いように思えますが、今も特に変わらないですか?

無いですね(笑)。例えば婚約指輪も彼にお任せで、お店にも一緒に見に行っていないんです。結婚式も、豪華にしたいとは全く思っていなくて。
ちなみに夫は、ティファニーのオーソドックスですてきな指輪を贈ってくれました。

ハイスペ婚の勝因は「意思決定の速さ」と「合理的行動」

ーーかなりのスピードで成婚し、すてきな旦那様と結婚されましたが、勝因は何だったと思いますか?

意思決定の速さが私と彼で一致していたのが良かったんだと思います。
夫は私よりもさらに短い期間で成婚退会しているので、お見合いもほとんどしていなかったそうなんですよね。
ですが、私と出会って、すぐに決断してくれて。
男性のスピード感や温度感についていけずに戸惑う女性も多いと思うんですが、私は特に悩まずサクッと決めるタイプ。決断と行動のリズムが夫と合致したんでしょうね。

あと、私の効率的なところが気に入ったらしいです(笑)。
お見合いでは大体の人がお店の外で待ち合わせるそうですが、私はアプリに「席で待ち合わせ」と書いてあったので、先に席についてメニューを読んでいたんですよ。
そのほうが時間の無駄もなくスムーズに注文できていいかなって。

そしたら、なぜかこの行動が彼に刺さったらしくて(笑)。合理的というか、さっさといろいろ決めて動くのが良かったみたいです。

所作そのものより「直そうとしない人間性」を見ていた

ーーかなりお若いですが、結婚相談所に入った理由は何だったのでしょう?

入会する直前に、付き合っていた人と別れたんです。
もともとナレソメのYouTubeを見ていて、なんだか婚活は楽しそうだなって思っていたものの、今は彼と付き合っているから入会できないなと。
それで別れたから、「ちょうどいい! 入会しよう! 」と特に悩まず入会しました(笑)。
いろんな職種の人とお話しできたり、さまざまな人に会えたりしたので、やっぱり婚活は楽しかったです。

ーー逆に、婚活中に困ったことなどはありましたか?

そうですね……。私が結構細かいところが気になるタイプだったからか、プランナーさんに「所作は直してもらえばいいのではないですか?」と言われたことがあったんです(笑)。

でも、私にとってはそういう問題じゃないんですよね。
例えば「変なお箸の持ち方していても、親御さんは何も言わなかったのかな?」 とか、「直そうとしない人間性が気になるな」とか考えちゃって……。

結果的に3名くらいしかいいなと思える方はいなかったのですが、それでもメンタルがブレたりはしませんでした。
楽観的な性格だし、そこまで焦って結婚したいわけではなかったので、まあいつかは合う人が出てくるだろうと思っていました。

ーー楽観的でさっぱりしている性格が魅力だったのかもしれないですね。

昔からこんな感じなんです(笑)。

ーー最後に、婚活を頑張る方にメッセージをお願いします。

とりあえず、継続して婚活していないと出会える人にも出会えないと思うので、立ち止まらず頑張ってほしいですね。
あと、ハイスペと結婚したいと思っている方もいると思いますが……ハイスペに好かれるように過剰に合わせにいく方は、むしろハイスペとの結婚生活に合わない気がするんです。

それに、自分を変えずに自然体で過ごせる人と結婚するのがいちばん幸せ。
私は夫の内面に惹かれて結婚しましたが、正解だったなと思います。
トイレ掃除などの家事もやってくれるし、お風呂上がりに炭酸水を持ってきてくれるなどの細かい気遣いもしてくれる。
ハイスペと結婚したからって確実に幸せになるわけじゃないと思うので、「この人のために!」と無理するような婚活じゃなく、自分に素直になって頑張ってみてはと思います。

ぱんだ
ぱんだ

年収や学歴などにはほとんど無頓着で、顔と所作を重視していた彼女が年収2000万のお相手と成婚したのが、現代の寓話っぽくて興味深いぱんね。
でも、所作はその人の育ちと本質の現れ。おかしな箸の持ち方を“直そうとしない人間性”と考えたら、大事な視点だと思うぱん。
「お相手をイジってみて反応を見る」「ハイスペだろうと過剰に合わせにいこうとしない」など、自然体の自分で幸せになるための秘訣もたくさん聞けたぱん。
どうにかなるさ精神でうじうじ悩まず、婚活もいろいろな人と会えて楽しかったと語る軽やかさ。そして、自分の判断軸をブレさせない芯の強さ。
25歳の若さでこの完成度――そりゃ、特級ハイスペのほうからやってくるぱん。これぞ婚活強者ぱん!

ナレソメノート編集部

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編集部
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ナレソメノート編集部は、専門知識や経験を活かして質の高い記事作成に取り組んでいます。「結婚生活を通じて人生のQOLを向上させる」をテーマに、
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