半年使っても約6割が恋人0!? マッチングアプリ利用男性のリアルな「タイパ」

「マッチングアプリなら、彼女ができるはず」

そう思って始めてみたものの、

  • 毎日画面をスクロールして「いいね」を送る作業に時間が溶ける。
  • 思ったよりマッチングせず、数週間異性と会えていない。
  • 何度もメッセージをやり取りしてこぎ着けた初回デート後に連絡が途絶える。

そんな状況で、何の進展もないまま、ただ時間だけが過ぎていき、焦りを感じている人も多いのではないでしょうか。

ナレソメ総研ではアプリ利用経験のある男性144名へのアンケートを通じて、交際に至るまでにかかった「期間」や「デート人数」を徹底調査
そこから明らかになったのは、アプリ婚活における「タイムパフォーマンス」の厳しさでした。

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マッチングアプリで恋人が1人できるまでの平均活動期間は約1.2年

まず、アプリで知り合った女性「1人と交際に至るまで」の期待値(※1)を算出したところ、平均で14.3か月(=1.2年)もの時間がかかっていることが明らかになりました。
※1 期待値とは、発生確率の重みをつけてならした「加重平均」のこと。

利用期間別の交際人数を見ると、利用期間3か月未満では38.9%、3〜6か月未満では50%が「交際人数0人」と回答。さらに6か月〜1年未満の層に至っては、64.3%もの男性が誰とも交際に至っていないことが判明しています。

今回の調査結果を見ると、1年以上利用を続けている人では「交際人数0人」の割合は減っていきます。
ただし、この背景には2つの要因が考えられます。
1つは、諦めずに活動を続けた結果、試行錯誤を重ねるなかで交際に至る人が出る可能性。
もう1つは、活動をやめる人が一定数いるなかで、交際に至らなかった人ほど途中で諦める傾向があるため、結果として「1年以上活動している人」のなかでは交際人数0人の割合が低く見えている可能性です。
今回の調査では、この2つの要因のうち、どちらの影響がより大きいのかは判断できないため、1年以上続けていればうまくいくと単純に解釈することはできません。

いずれの場合であっても、活動が長期化すれば、

  • アプリをこまめに開いては大量に「いいね」を送り
  • メッセージを何度も往復し
  • デートに行くものの、その後連絡が取れなくなり
  • また相手を探すところから始める

というサイクルを何度も繰り返すことになります。

また、これらはあくまで「交際」つまり「恋人」になるまでにかかる期間です。
結婚相手となると、ここからさらに結婚へのステップを進める時間が必要です。

「イケメン」でも、交際までに11か月かかる

「容姿が良ければ、アプリであっという間に彼女ができるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、本調査の「ビジュアルの自己評価別」データを見ると、外見が有利でも交際までに長い時間を要するという意外な現実が浮かび上がりました。

ビジュアルの自己評価が10段階中「高[7〜10]」の男性であっても、交際に至るまでに要する期間の期待値はなんと11か月。
「低・中[1〜6]」の層と比較するとアプリの利用期間は4.6か月短いため、ビジュアルの良さには活動期間を短縮する一定の効果はあるものの、「イケメンならすぐに付き合える」といえるほど簡単ではないことが示唆されています。

また、見た目が良ければ出会いも多いというわけではなく、「低・中[1〜6]」の男性と比較しても、実際に出会えた人数=デート人数(13.0人 vs 11.6人)にはほとんど差が見られませんでした。

イケメン自認であっても、「恋人を1人作るためには、月1人程度の出会いを1年近く続ける必要がある」という結果は、マッチングアプリのタイパの厳しさを示しているといえるでしょう。

「会話スキル」の差が1年の時間のロスを生む

一方で、交際までにかかる時間に最も大きな差が現れたのが「会話スキルの自己評価」です。
マッチングや初回デートができても、そこから交際につながらなければ同じ工程を何度も繰り返すことになるためだと考えられます。

会話スキルの自己評価が10段階中「高[7〜10]」の層は、平均7.6か月・デート人数9.5人で交際まで至っているのに対し、「低・中[1〜6]」の層は利用期間が19.6か月(1年半以上)・デート人数は14.1人。
なんと、交際までに1年もの期間の差(12.0か月差)が生じていました。

ここで注目したいのは、会話スキル「低・中」層のデート人数が14.1人と、会話スキルが「高」の層よりも多い点です。
この結果から、「出会えない」のではなく、「初回のデートには行けるものの、会話が弾まないために2回目や交際につながらず、異なる相手とのデートを長期間にわたって繰り返している」可能性があります。

一見すると「会話スキルさえ高ければ勝てる」と思えそうな結果ですが、アプリの構造上、そう単純ではありません。
最初の関門である「プロフィール上でのマッチング」をクリアしなければ、その自慢の会話スキルを披露する機会すら得られないのが現実だからです。
つまり、このデータで早期にアプリを卒業していく層は、「プロフィールで評価される要素(ビジュアルや自己申告の年収・職業など)」と、「出会った後のチャンスを確実に交際へ実らせるトーク力」を兼ね備えた希少な層である可能性が高いと考えられます。

結婚相談所では、約9か月で「成婚(婚約)」まで至るデータも

このように、異性へのアプローチからデートのセッティングまでを全て自力で行うマッチングアプリでは、外見とコミュニケーションスキルの両方が高度に求められます。
そのため、これらの要素で優位に立てない場合は活動が長期化しやすいというリスクがあります。

これに対し、「初めから結婚を目的としたフィールド」である結婚相談所では、タイムパフォーマンスが大きく異なります。結婚相談所では、交際ではなく婚約をゴールとした仕組みが整っているためです。

IBJの「成婚白書(2025年度版)」によると、結婚相談所を利用して実際に成婚(婚約)退会した人の在籍日数の中央値は276日(約9か月)、交際日数の中央値は125日(約4か月)です(※2、3)

アプリでは「恋人」ができるまでに14.3か月なのに対し、結婚相談所では「婚約者」ができるまでに9か月(「交際」開始までだと5か月)と圧倒的なタイパの良さです。

結婚を目標とする人にとっては、活動場所の選択そのものがタイムパフォーマンスを左右するといえるでしょう。

※2 IBJ系列の結婚相談所における「成婚」の定義は、交際ではなく「婚約」。
※3 出典:IBJ「成婚白書(2025年度版)

「結婚したい年齢」から逆算し、あなたに最適なフィールドを選ぼう

今回の調査から、マッチングアプリでの出会いから実際に交際に至るまでには、平均してかなりの時間がかかるというリアルな事実が浮き彫りになりました。

昨今の婚活市場では、女性のキャリア志向や共働き希望の増加に伴い、「年上の高年収男性」よりも「感覚が近く、ともに家事・育児を支え合える同年代の男性」の需要が高まっています。
つまり、男性にとっても「年齢」は立派な武器であり、アプリでの活動で予期せぬ時間のロスが生まれてしまうことは、そのまま婚活市場での価値低下につながりかねません。

恋人探しからじっくり始めたいのか、それともできるだけ早いタイミングでの結婚を見据えているのか。
「何歳までに結婚したいか」を明確にし、自分の容姿やコミュニケーションスキルを客観的に見極めたうえで、目標を最短でかなえられる正しいフィールドを選択することが、タイパの良い賢い婚活への第一歩です。

<出典記入方法>
本調査結果を引用する場合、「マッチングアプリと交際経験に関する調査2026(ナレソメ総研調べ)」及び、本記事URLを必ず明記してください。

<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2026年5月18日(月)〜5月31日(日)
<調査対象>
20歳以上の男性
<回収サンプル数>
男性144名

ナレソメ総研

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執筆者 ナレソメ総研
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