【勝倉が解説】「結婚に向いていない」は本心ではない。婚活やめた女性が出戻りする理由

結婚するか、しないか。どちらを選ぶかは本人の自由であり、結婚しない人生も尊重されるべき選択肢だ。

一方で、「結婚しないと後悔するのか」と迷う人は少なくない。

婚活に疲れ、「自分は結婚に向いていない」と活動をやめる人もいる。果たしてこれは、本心なのだろうか。モテコンサル勝倉は、いったん婚活をやめた後、「やはり結婚したい」と活動を再開する女性を何人も見てきたという。

目の前の苦しさから婚活をやめたい気持ちと、人生において結婚を望まない意思は、同じではない。婚活の現場を知る勝倉が、「結婚に向いていない」という言葉の裏側と、後悔しない選択をするための考え方を忖度なく語る。

モテコンサル勝倉
株式会社ナレソメ取締役、結婚相談所ナレソメ予備校塾長。1989年生まれ東京都出身、上智大学卒。新卒で(株)三菱UFJ銀行に総合職として入行し、外資系ファンド向けの不動産ファイナンス業務に従事。2019年に退職し、モテコンサルタントとして起業。結婚に関するニーズの高まりを受け、代表の宇波と結婚相談所「ナレソメ予備校」を設立。株式会社ナレソメでは塾長としての顧客サポートに加え、コンサル・プランナーを統括するサービス部の管掌役員を務める。

やめたはずなのに、婚活市場へ戻ってくる人たち

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先日、Xで気になる投稿を見つけました。

「同年代の友人が、中年になって『子どもが欲しかった』と漏らしている。でも、その友人は20代の頃、『私は結婚も出産もしない。向いていないから。仕事に生きる』と話していたんだよね。周囲が結婚を勧めても取り合わなかったのに、年齢を重ねて気持ちが変わったらしい」……という内容でした。

私はそれを読んで、結婚相談所で出会ってきた「婚活をやめたお客様」を思い出しました。そして、少なくない退会者が、婚活市場に「出戻り」している……という事実も。

退会するときに「私、結婚に向いていないと思います」「結婚したいのかわからなくなりました」と話す方は珍しくありません。ところが半年後や1年後、彼女たちが別の相談所で活動していることがあります。「やっぱり結婚したいので、もう一度入会できますか」と連絡をいただくこともあります。

さらに、20代で婚活を始めたものの途中でやめ、30代後半や40代になって「諦めきれなかった」と相談に来る方もいます。もちろん、退会した人が全員戻ってくるわけではありません。それでも同じような例を繰り返し見ていると、「結婚に向いていない」という言葉が、必ずしもその人の本心とは限らないと感じます。

本当に結婚したくないのか。判断するための「問い」

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婚活では、思うような人に出会えなかったり、好意を持った相手から断られたりするのは日常茶飯事です。活動を続けても結果が出なければ、「もっとがんばらなければ」「早く決めなければ」という焦りも強くなるでしょう。

その状態から離れたくなるのは、ごく自然なことです。婚活をやめれば、いったんはプレッシャーを手放せるし、趣味や友人との時間を楽しみながら、「もう婚活なんてしなくていい。そこまでして結婚したくない」と思えば、心も楽になるかもしれません。でも、ここで考えてほしいのが、イソップ寓話の「きつねと葡萄(ブドウ)」です。

高いところにあるブドウを取れなかったきつねが、「あれは酸っぱくておいしくないに違いない」と言って立ち去る。欲しいものを得られないとき、その価値を低く見積もることで心の矛盾を小さくしようとする話です。心理学でいう「認知的不協和の解消」ですね。

つまり、婚活でも、本当は結婚したいのに、うまくいかない苦しさから「私には必要ない」と思い込もうとしている可能性があるということです。

このように、自分の気持ちがわからなくなったら、「心からすてきだと思える相手に結婚を望まれても断るのか」と想像してみてください。「そんな相手となら結婚したい」と思うのであれば、なくなったのは結婚願望ではなく、婚活を続ける気力なのかもしれません。

疲れているなら、一旦休んでもいい。ただ、「今は婚活を続けられない」という一時的な状態を、「私は一生結婚を望まない」という人生の結論にしないことが大切です。

いっときの疲れのせいで、大事な機会を棒に振ってしまうのは、他でもないあなた自身なのですから。

20代の女性が見ている世界は、ずっとは続かない

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若い頃は、友人と気軽に遊べる機会が多く、周囲から遊びや飲みに声をかけてもらうこともあります。仕事では、経験が浅いことを前提に教えてもらえたり、失敗を大目に見てもらえたりするでしょう。そうした環境にいれば、「このまま1人でも楽しく生きていける」と感じるのは不思議ではありません。

ただ、年齢を重ねると見える景色は変わります。特に、女性はその変化を顕著に感じやすいでしょう。

友人が結婚し、子どもを持てば、生活時間や関心のある話題が変わります。関係が切れるわけではなくても、以前と同じ頻度では会えなくなるのが自然です。仕事でも、年齢と経験に見合った知識や成果を求められるようになり、「若い女性だから」と受けていた配慮や注目も、同じ形では続かないのが現実です。

決して、年齢を重ねることが悪いのではありません。問題は、20代の環境……つまり、当たり前に同じ価値観のなかで遊べた友人がいたり、「若いから」「女の子だから」という理由で得られたりしてきた承認がそのまま続くことを前提に、その後の何十年の人生を決めてしまうことです。

1人で生きるなら、仕事や収入、住まい、健康をどう支えるのか。家族以外の人と、どのような関係を築いていくのか。周囲の環境が変わっても、自分の選択に納得していられるのか。そこまで具体的に考えたうえで、結婚するのかしないのかを選ぶ必要があります。

結婚や家族が、世間のジャッジから距離を置かせてくれた

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世間から「年齢」「ルックス」でジャッジされ、傷ついた経験のある女性は少なくないでしょう。そのつらさや葛藤は、私もよくわかります。ただ、そうした世間からの評価に対しても、家族の存在が防波堤になってくれます。

私自身は結婚し、子どもがいます。30代後半になった今、容姿や年齢について世間からなにか言われても、それによって自分の全てを否定されたようには感じません。

もちろん、好きな服を着たい、自分が好ましいと思える姿でいたいという気持ちはあります。でも、それは誰かから選ばれるためではなく、自分自身のためであり、私の老いやルックスの変化が、「選ばれなくなる焦り」につながることもなくなりました。

しかし、もしも私が今も独身で婚活中だったらどうでしょうか。年齢についての何気ないひと言に「もう選ばれないのではないか」と深く傷ついていたかもしれません。実際は、妻であり、母であり、仕事をする1人の人間でもある。自分を見る軸が複数あるから、世間の評価だけで自分を測らずに済んでいます。

結婚や出産をすれば、誰もが同じ安心を得られると言いたいわけではありません。ただ私の場合は、「誰かから選ばれる自分」以外の軸が増えたことで、周囲の評価に振り回されにくくなりました。これは、結婚によって私自身のものの見方が変わり、自分に対する捉え方が変わった部分だと思います。

まとめ:一時的なつらさと、人生の決断を分けて考える

婚活には2年、3年とかかることもあります。ですが、例えば30歳で始め、2年後の32歳で結婚したとして、80歳まで生きるなら、その先には48年もの人生が待っています。たとえ2〜3年かかったとしても、それで「50年続く、幸せな結婚」を実現できるなら、その時間を費やす価値は充分にあるはずです。

さらに、結婚には具体的なメリットもあります。うれしいことや苦しいことを分かち合える相手がいる安心感、家事や生活上の負担を協力して担えること、法律上の家族として得られる保障、生活費をまとめることによる家計面の効率化など、1人では得にくい支えが得られます。もちろん、自由な時間が減るなどの側面もありますが、メリットとデメリットの両方を知ることは、自分が本当に結婚を望むのかを考える重要な材料になります。

今つらいなら、活動を休んでもいい。相談所や婚活の方法を変えてもいい。希望条件や活動のペースを見直してもいいと思います。大切なのは、一時的な苦しさから逃れるためだけに、本当の願いまでなかったことにしないことです。自分の本当の願いに気づけるのは自分だけで、そして、かなえてあげられるのも自分自身なのです。

私は、全ての人に結婚してほしいわけではありません。本当に結婚を望まないなら、その人生を選べばいい。その選択も尊重されるべきです。

だからこそ、結論を出す前に、10年後、20年後の暮らしを想像してみてください。どこで、誰と、どのように暮らしていたいのか。仕事や家族、友人との関係を含め、どんな人生を送りたいのか。

そこまで具体的に考え抜いて出した答えなら、結婚する道でも、しない道でも、自分で納得して歩んでいけるはずです。

もしも、「やっぱり婚活がしたい」と思ったなら、ぜひ個別無料相談へ。あなたの悩みも、迷いも、本心も、ナレソメ予備校のスタッフが一丸となって受け止め、一緒に考えます。

監修:モテコンサル勝倉

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編集部
執筆者 編集部
ナレソメノート編集部は、専門知識や経験を活かして質の高い記事作成に取り組んでいます。「結婚生活を通じて人生のQOLを向上させる」をテーマに、
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