会話が苦手な男性は出費が3.6倍!? マッチングアプリ利用男性のリアルな「コスパ」
登録無料という手軽さに惹かれて、始めたマッチングアプリ。
けれど、なかなかマッチングできずに、検索機能を高めたり、プロフィール表示の優先順を上げたりするオプションプランも次々追加……。
よく考えれば、毎月結構な金額をアプリに投資していると感じている人も少なくないのでは?
そこで、ナレソメ総研ではアプリ利用経験のある男性144名へアンケートを実施。
実際に恋人ができるまでにかかった「費用」、「何人の女性と出会えたのか」を徹底調査しました。
その結果明らかになったのは、実はアプリの「コスパ」は個人のスキルによって、大きく変動するというリアルな現実でした。
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アプリで恋人が1人できるまでの平均課金額は約5.3万円
今回の調査では、男性が「マッチングアプリで恋人を1人つくるために必要な、アプリへの課金額」は約5.3万円(期待値※)となりました。
※期待値とは、発生確率の重みをつけてならした「加重平均」のこと。
この課金額は、マッチングアプリ利用料(オプション込み)のみの金額で、デート代などの交際費は含みません。


実際の課金額の回答では1万円未満〜50万円超と、かなり大きな開きが見られました。
この差はどのような要因から生まれるのか。
次からは「ビジュアル」と「会話スキル」の項目ごとに見ていきます。
イケメンでもそうでなくても、課金額には差がない
マッチングアプリでは、見た目が良い人ほど、苦労することなく彼女ができるというイメージがあるかもしれません。
しかし、かかったコストという観点で見ると、外見が良いほうが有利であるという事実は認められませんでした。
ビジュアルの自己評価が10段階中「高[7〜10]」の男性と「低・中[1〜6]」の男性を比べると、課金額(約5.5万円 vs 約5.2万円)やデート人数(13.0人 vs 11.6人)にはそれほど差が見られなかったのです。

自己評価にはなりますが、いわゆる「イケメン」層は、そうでない(自己評価が低・中)層よりも利用期間が4.6か月短く、「恋人ができるまでの期間」という点では多少(30%)アドバンテージがあります。
しかし、実際に出会えた女性の人数は1.4人(12%)しか差がなく、1人と交際するまでに必要な課金額は抑えられるどころか、約2600円(5%)高い結果となりました。
マッチングアプリで恋人ができるまでの過程において、「イケメンだからといって出費が抑えられるわけでも、出会える女性の人数が大幅に増えるわけでもない」という意外な事実が明らかになりました。
実はビジュアル以上に関門!?「会話スキル」が低いと、かかるコストは3.6倍に
課金額を大きく左右したのは、実はビジュアルではなく「会話スキル」の自己評価です。
会話スキルの自己評価が10段階中「高[7〜10]」の層は課金額21,667円で交際まで至っているのに対し、「低・中[1〜6]」の層では課金額78,427円と、約3.6倍のコストが発生していることがわかります。

ここまで大きく差が開く理由は「利用期間」の長さにあります。
会話スキルの自己評価「高[7〜10]」の層の利用期間が7.6か月なのに対し、「低・中[1〜6]」の層は19.6か月と約2.5倍の期間がかかっています。
デート人数も、会話スキル「高[7〜10]」の層が9.5人なのに対し、「低・中[1〜6]」の層は14.1人と約1.5倍。
出会い自体が少ないのではなく、初回のデートには行けるものの、会話の弾まなさからチャンスをなかなかモノにできず、継続的な交際にまでつながらない様子がうかがえます。
そして、長期にわたるアプリへの課金だけでなく、デートに伴う出費も増えていきます。
この層は1人との交際に至るまでに14.1人もの女性とデートを重ねているので、仮に1回のデートで5000円〜1万円をごちそうしていたとすれば、累計では約7万〜14万円もの出費が追加で財布を圧迫する計算です。
アプリへの課金とは別に、実を結ばないデートへの出費が積み上がっていると考えられます。
なお、この結果だけを見ると、「会話スキル」が高ければ、それほど高額な投資をせずに恋人ができるように見えるかもしれません。
しかし、マッチングアプリでは、その前に「プロフィール」による選別という大きな関門があります。つまり、高い会話スキルが生きるのは、マッチングや初回デートという最初の関門を突破した後の話なのです。
デート代を無駄にすることなく、2~3万円程度の投資で交際につなげられる人は、実は「ビジュアル」と「会話スキル」の双方を併せ持った、アプリ市場において一握りの強者である可能性が高いでしょう。
「目先の金額」ではなく、「人生の総コスト」を見極めて婚活のフィールドを選ぼう
コミュニティ内での自由恋愛が難しい場合、出会いを求めて自分のリソース(お金や時間)を投じることは、現代においてごく自然で賢明な選択です。
だからこそ、最も重要になるのが「なんのために、どこにお金を使うのが自分にとって一番効率的なのか」を見極める視点です。
「自分のルックスや会話スキルに自信がある」男性にとって、月額数千円から始められるマッチングアプリは、手軽でコストパフォーマンスの高い選択肢になりえます。自分の強みをフルに生かせば、最小限の出費で理想の相手に出会える可能性も充分にあるからです。
しかし、「初対面の人と話すのが得意ではない」「コミュニケーションに苦手意識がある」男性の場合、アプリでの活動は長期化しやすく、毎月の月額費やデートの飲食代が積み重なって、結果的に数十万円規模の出費に膨らんでしまうケースも少なくありません。
さらに見過ごせないのが、アプリにかける費用はあくまで「交際」に至るまでのコストだという点。
婚約や結婚を前提としているわけではないため、付き合ってもすぐに別れてしまい、また最初から課金とデート代を支払い直す「振り出しに戻るリスク」も高いのです。
つまり、目先の利用料が「安い」からといって、必ずしも最終的なコスパが良いとは限らないということ。
自分の特徴や目的によっては、最初から結婚への本気度や手厚いサポートが担保された結婚相談所のような別の選択肢を選んだほうが、結果的にトータルでの納得感や費用対効果が高くなるケースもあります。
婚活には「誰もが絶対に得をする正解の場所」は存在しません。
大切なのは、自分自身が歩みたい将来像を明確にし、自分の強み・弱みを客観的に見つめることです。
その上で、今の自分に最もフィットするフィールドを選択することこそが、経済的にも精神的にも、理想のパートナーへ一番無理なくたどり着くためのスマートな戦略です。
<出典記入方法>
本調査結果を引用する場合、「マッチングアプリと交際経験に関する調査2026(ナレソメ総研調べ)」及び、本記事URLを必ず明記してください。
<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2026年5月18日(月)〜5月31日(日)
<調査対象>
20歳以上の男性
<回収サンプル数>
男性144名
ナレソメ総研




