【勝倉が解説】「話し合いたい」が相手を追い詰める理由。「性格が悪い」で終わらせない自己理解とは
Xで、あるブログ記事が注目を集めた。タイトルは、「離婚してから自分が性格悪いことに気づいた」だ。
投稿者の女性は結婚していた当時、元夫を「話し合いができない人」だと考えていたという。
例えば、夫が約束を忘れたときには、その理由を尋ねる。夫が謝っても、「知りたいのは理由だから」と質問を続け、「次から気をつける」と言われれば、何に、どう気をつけるのかを説明するように求めていた。
さらには、相手が疲れたと伝えても話を終えられず、別の部屋へ移動した相手を追いかけたこともあったそうだ。離婚後に出会った男性との関係でも似たことが起こり、投稿者は、自分が相手を追い詰めていたのかもしれないと気づき始めた。一方で、「相手がきちんと説明してくれれば、そこまで聞かなかった」とも考えていたという。
この投稿には、「自分にも思い当たるところがある」と共感する反応も寄せられた。では、「話し合いたい」という思いが相手を追い詰めてしまうとき、どのように自分の言動を見直せばよいのか。また、こうした行動を単に「性格が悪い」とまとめてよいのだろうか。
婚活のプロであるモテコンサル勝倉は、「自分は性格が悪い」と反省して終わるのではなく、その気づきを具体的な自己理解につなげることが大切だと語る。自分は何を期待し、何にいら立ち、どんな行動を取ってしまうのか。そうした傾向を知ることが、言動を改め、自分に合う相手を見極める手がかりになるという。
本記事では、「話し合い」が相手への追及に変わってしまう理由と、そこから得た気づきを今後の人間関係に生かす方法について、勝倉が詳しく解説する。
モテコンサル勝倉
株式会社ナレソメ取締役、結婚相談所ナレソメ予備校塾長。1989年生まれ東京都出身、上智大学卒。新卒で株式会社三菱UFJ銀行に総合職として入行し、外資系ファンド向けの不動産ファイナンス業務に従事。2019年に退職し、モテコンサルタントとして起業。結婚に関するニーズの高まりを受け、代表の宇波と結婚相談所「ナレソメ予備校」を設立。株式会社ナレソメでは塾長としての顧客サポートに加え、コンサル・プランナーを統括するサービス部の管掌役員を務める。
自分の「正解」を相手に求め続けない

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今回のブログに登場する女性の行動を、順に整理して考えていきましょう。
まず、質問を繰り返すことについてです。「なぜ」と理由を尋ねること自体は、悪いことではありません。相手が何を考えていたのか、どんな事情があったのかを知ろうとすることは、関係を築くうえでも必要でしょう。
問題になるのは、返ってきた答えを受け止められるかどうかです。
ここでいう「受け止める」とは、相手の考えに同意することではありません。自分とは異なる意見であっても、まずは「相手はそう考えていたのだ」と認識することです。その前提に立ち、これからどうするかを一緒に考えられれば、話し合いは前に進みます。
一方、自分のなかにあらかじめ「こう答えるべきだ」という正解があり、それ以外を認められなければ、質問は終わりません。相手が説明しても、納得できないからさらに聞く。「考えていなかった」「わからない」と言われても、それも1つの回答だと認められず、問い続けてしまいます。そのようなやり取りが続けば、相手は自分の考えを伝えるのではなく、こちらが望む答えを探して言わなければならないと感じます。
やがて、何を答えても認めてもらえないと考え、話すこと自体を諦めてしまうでしょう。
対話を成立させるためには、質問する側にも、自分とは異なる答えや納得しきれない回答を尊重する姿勢が必要なのです。
「話し合い方」にも、相手への配慮が欠かせない

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次に、話し合うタイミングや進め方についてです。
自分の正解を求めてしまう傾向は、相手の答えに対してだけではありません。「話し合いはこう進めるべきだ」という考えを、相手にも押しつけてしまうことがあります。
納得するまで何時間でも向き合うことが、誠実な話し合いだと考えていると、相手が疲れて休もうとしたり、一旦保留にしようとしたりすることまで許せなくなります。自分にはまだ話したいことがあるため、相手が中断を求めることを「逃げている」と捉えてしまうのです。
しかし、自分が話し続けられるからといって、相手にも同じ余力があるとは限りません。
「疲れた」「今はこれ以上話せない」と伝えられたら、その意思を尊重し、一旦中断することも必要です。相手も話し合いの再開を望んでいる場合は、落ち着いてからあらためて時間を決めるといいでしょう。一方で、対話や連絡そのものを望んでいないと明確に示された場合は、それ以上の接触を控えましょう。
大切なのは自分にとって当然の進め方が、相手にも当てはまるとは限らないと理解することです。
すぐに結論が出ない状態を受け入れ、相手の状態や意向に応じて対応を変えることも、話し合いには欠かせません。
「性格が悪い」の中身を、具体的に捉える

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相手を追い詰めていたと気づいたとき、「自分は性格が悪いのだ」と考える人もいるでしょう。しかし問題なのは自分の性格を否定するだけで、振り返りを終えてしまうことです。それでは、どの言動を改めればよいのかが見えてきません。
「性格が悪い」という言葉には、さまざまな要素が含まれます。自分の考えを曲げられないことも、相手への期待が高すぎることも、自分の都合を優先してしまうことも、同じ言葉で表現されるかもしれません。しかし、その背景や行動としての表れ方、相手に与える影響はそれぞれ異なります。
そのため、自分をひとまとめに評価するのではなく、どのような場面で、何をきっかけに問題となる言動が表れたのかを整理することが必要です。
たとえば、次のような傾向がなかったかを考えてみましょう。
- 相手の答えが自分の考えと異なると、受け止める前に否定してしまう
- 相手が疲れたと伝えても、自分が納得していないことを理由に話を続けてしまう
- 自分ならできることを相手にも当然のように求め、期待どおりに進まないと責めてしまう
さらに、その言動の背景にどのような期待や思い込みがあったのかまで掘り下げれば、見直すべき点が明確になります。
自分の傾向を充分に理解できていないままでは、相手が変わっても同じような問題を繰り返しかねません。そこで「性格が悪い」と結論づけるのではなく、今後、同じような場面で自分の言動をどう変えるかまで考えることが大切です。
自己理解を、相手選びと自分の行動に生かす

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ここまで整理してきた自己理解は、自分に合う人を見極め、同じ言動を繰り返さないために役立ちます。
私自身も、過去の結婚で相手を追い詰めてしまった経験があります。
当時は、相手の話す内容や会話のレベル、物事を理解・処理する速さ、要領のよさなどが自分の期待と異なると、強いいら立ちを感じていました。その結果、「なぜできないのか」と問い詰めるような長文のメッセージを送ってしまったこともあります。
離婚を経験した後、私はなぜ相手に厳しく反応し、追い詰めてしまったのかを整理しました。その過程で見えてきた自分の傾向を、2つの面で生かすようになりました。
1つ目は、自分と相性のよい人を見極めることです。現在のパートナーを選ぶ際には、会話や物事の進め方が自分と合うかどうかも重視しました。
2つ目は、自分の行動を見直すことです。いら立ったときに相手を追い詰める傾向があるとわかったからこそ、同じような状況になったときは、感情のまま反応しないように意識しています。
ただし、相性のよい人を選ぶだけで問題が解決するわけではありません。相手に求める基準だけでなく、自身の反応や伝え方も見直していく必要があります。
自分では気づきにくい傾向を、第三者の視点で捉える

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とはいえ、自分のことを理解しようとしても、1人で考えるだけでは気づきにくい部分があります。
自分は普通に理由を尋ねているつもりでも、相手は「何を答えても認めてもらえない」と感じているかもしれません。自分の意図と相手の受ける印象とのズレは、当事者の立場から考えるだけでは見落としやすいものです。
こうした違いに気づくために、信頼できる第三者に状況を共有し、率直な意見をもらうことも有効です。結婚相談所ナレソメ予備校では、会員様の言動が相手にどのような印象を与えるのか、日常的にフィードバックを行っています。
友人への相談によって気づきを得られることもあるでしょう。一方で、親しい間柄だからこそ、傷つけないように言葉を選び、率直な指摘を控える場合もあります。婚活や結婚に自分の気づきを生かしたいのであれば、さまざまな相談事例を知る婚活の専門家に意見を求めるのも1つの方法です。
専門家との対話を通じて出来事を別の角度から問い直すと、それまで意識していなかった期待や思い込みが見えてくることがあります。
まとめ:自己理解が、幸せな結婚への一歩になる
婚活の現場では、「自分で恋愛も結婚もできるから、結婚相談所は必要ない」という声を耳にします。しかし、恋愛を始めたり結婚したりすることと、互いを尊重しながら幸せな結婚生活を続けることは別です。
離婚や失恋、人間関係のトラブルを経験したときに必要なのは、「自分は性格が悪い」と決めつけることではありません。問題となった言動の背景を理解し、同じような場面でどう行動を変えるのかを考えることが大切です。こうして自らの傾向を知ることは、相性のよい人を見極め、よりよい関係を築くための土台になります。
結婚相談所ナレソメ予備校では、条件に合うお相手を探すだけでなく、自分の価値観や人との関わり方を知る「自己理解」を大切にしています。1人で自分自身について掘り下げることが難しいと感じる人は、ぜひ無料相談をご活用ください。これまでの人生を棚卸しし、大切にしてきた価値観や望む未来、どのような相手と関係を築いていきたいのかを一緒に考えましょう。
監修:モテコンサル勝倉
▶無料相談って何をするの? という方はこちらの記事と動画もチェック!


