マッチングアプリで結婚できないのはなぜ? 原因は「努力不足」ではなく「市場構造」にある
「マッチングアプリを始めてみたけれど、思った以上にマッチングしない」
「半年たってもデートにすらたどり着けない」
「真剣に婚活をしたいのに、恋活目的や遊び目的の相手ばかりを引いてしまう」
「ようやく交際できても、数か月で終わってしまう」
結婚を目指してアプリを利用している男性なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
「もっと写真を工夫すればいいのかな」
「会話力が足りないのかもしれない」
「自分に魅力がないのだろうか」
結果が出ないと、自分を責めたくなるものです。
しかし、最初にお伝えしたいことがあります。
誠実に結婚を目指す男性にとって、マッチングアプリは決してコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスの高い婚活手段ではありません。
その理由は、マッチングアプリという「市場」の仕組みにあります。
アプリでは、恋愛経験が豊富な人や、第一印象で自分を魅力的に見せることが得意な人ほど有利になりやすい一方で、結婚を真剣に考え、人生のパートナーになり得る女性との関係を築くために、誠実に向き合おうとする人ほど、力を発揮しにくい構造になっています。
つまり、苦戦している原因は個人の能力ではなく、「市場との相性」にあるのです。
この記事ではナレソメ総研の調査データをもとに、誠実な婚活男性が苦戦しやすい理由を、アプリ市場に存在する3つの「関門」に沿って解説します。
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マッチングアプリで結婚できる人は少数派。男女ですれ違うアプリ婚活の現実
マッチングアプリは、誰でも気軽に始められる便利なサービスです。
しかし、実際の調査結果を見ると、結婚までたどり着ける人は決して多くありません。
ナレソメ総研の調査によると、マッチングアプリで婚活していた男性で「結婚できた」と回答した人はなんと5%未満にすぎません。

出典:ナレソメ総研「マッチングアプリって、どれくらい会える? 結婚できる? 気軽な出会いの裏側に隠された「婚活の現実」とは?【アプリ婚活の実態 vol.4】」
なぜ、これほど多くの人が苦戦するのでしょうか。
その背景には、男女で異なる「詰まり方」があります。
- 男性はそもそもマッチングや初回デートまで進むことが難しい
- 女性は出会い自体は多いものの、結婚につながらない相手とのデートを繰り返しやすい
つまり、「出会えない男性」と「出会えても結婚できない女性」という、異なる問題が同じ市場の中で同時に起きているのです。
このすれ違いが生まれる背景には、結婚までのプロセスに存在する3つの関門があります。
1つずつ見ていきましょう。
【アプリ婚活が厳しい理由1】人柄より先に落とされる「スペック競争」

※画像はイメージです
最初の関門は、人柄が評価される前に候補から外れてしまうことです。
マッチングアプリでは、多くの女性が「身長170cm以上」「年収500万円以上」「大卒」といった条件検索を利用して相手を探します。
身長169cm、年収490万円――その差がわずかであっても、検索条件から外れれば、人柄や価値観を知ってもらう機会そのものを失います。
対面であれば伝わる「誠実そう」「安心できそう」「価値観が合いそう」といった魅力は、プロフィール画面だけでは評価されないのです。
とはいえ、全員に会うのは物理的にも時間的にも不可能である以上、なんらかの条件で絞り込むこと自体は、結婚相手候補を探すうえで自然な行動です。
問題は、その参考にされている数字の多くが自己申告であること。
そのため「プロフィールを盛る人」ほど有利になりやすいという問題が起こってくるのです。
ナレソメ総研の調査では、実際に女性と出会えている男性の約4割が、年収・身長・職業などになんらかの誇張や偽りを書いていると回答しました。
アプリの世界に、やたらと医者や経営者、有名企業勤務の男性が多く見えるのは、決して偶然ではありません。


出典:ナレソメ総研「【驚愕】マッチングアプリで会える男性の4割は“うそつき”!?「婚活」目的でも3割以上がプロフィールに偽りあり」
もちろん、大半の人は悪意を持ってうそをついているわけではないのでしょう。
「正直に書くと検索にも表示されない」と感じ、少しでも出会いの機会を増やそうと「努力」した結果なのかもしれません。
ただし、この環境では、何年もかけて努力し、勝ち取ってきた学歴や資格、キャリアという「本物の実績」を持つ誠実な男性が、口先1つで用意できる「偽物の実績」と、検索画面の上では同列に、あるいはそれ以下に扱われてしまう状況に陥ります。
正直な人ほど打席に立ちにくく、自分を大きく見せられる人ほどチャンスを得やすい。
これが、アプリ市場の入り口で起きている最初のゆがみです。
そして、この「盛られたスペック」は出会いの機会を左右するだけではありません。
次に見ていく第2関門では、それが女性の比較基準そのものを押し上げ、市場全体の評価基準を変えていくことになります。
【アプリ婚活が厳しい理由2】恋愛強者が居座り続ける「基準のインフレ」

※画像はイメージです
第1関門を突破し、実際に出会えたとしても、ようやくスタートラインに立ったに過ぎません。次に待っているのが、「比較される相手」の問題です。
実は結婚したい男女の婚活がアプリでうまくいかない問題の根本には、「結婚する気がないモテる男性(恋愛強者)がいる場所で婚活している」という共通点があります。
ここで起きているのは、単に「モテる男性がいる」という話ではなく、その存在によって、結婚を望んでいる誠実な男性まで不利になるという、もう一段深い構造です。
順を追って見ていきます。
- 恋愛強者はアプリを卒業しない
外見とコミュニケーション能力にたけた、恋愛経験が豊富な男性は、結婚を焦る必要がありません。次々と新しい出会いを得られるため、恋活サービスとしてのアプリを卒業する理由がなく、いつまでも市場に残り続けます。
既婚にもかかわらず、不倫相手・遊び相手探しに使っている人すら珍しくないのです。 - 恋活目的なので回転が早い
しかも彼らの多くは、口先ではどうあれ、実態では結婚を前提とせず、ワンナイトを含めた遊びの延長として関係を楽しんでいます。
真剣に婚活を希望している男性とは対照的に、短いスパンで次から次へと女性と出会い、関係を持ち、乗り換えていきます。
市場に「長く残り」「頻繁に露出する」――この2つがそろうことで、彼らは実際の人数以上に、女性の目に触れる機会を独占していきます。 - “普通”の基準が上がり、誠実な婚活男性が割を食う
本当の問題はここからです。
女性受けする外見に、数をこなしたデートで培われた巧みな会話術や余裕のある振る舞い。アプリを利用する女性が接する「印象に残る男性」のサンプルは、しだいにこうした恋愛強者へ偏っていきます。
結婚相手として選ばれたわけではなく、遊び相手として一時的に選ばれただけ。
それでも女性の側には、「私はこれくらいの男性と釣り合う」という感覚だけが残ってしまうのです。
しかも彼らの多くは、真剣に結婚する気がないからこそ、あとで困ることを気にする必要もありません。年収1500万円、有名商社勤務、有名大卒――スペックもいくらでも盛れてしまいます。 こうして女性の中の「普通の結婚相手」の基準は実態よりも高くなり、その後に出会う誠実な婚活男性まで、その基準で比較されることになります。
本来なら充分に釣り合う相手であっても、「もっといい人がいる」「以前会った人の方が魅力的だった」と感じ、無意識のうちに格下として評価してしまうのです。
あなたが感じてきた「なぜか評価されない」という違和感は、決して思い込みではありません。
恋愛強者の存在が市場全体の基準を押し上げた結果、本気で婚活を考えている男性ほど、本来の魅力を発揮しにくい環境になっているのです。
【アプリ婚活が厳しい理由3】交際しても続きにくい「いつでも次が探せる」環境

※画像はイメージです
運よく交際まで進めても、それで安心とは限りません。
「恋愛強者を基準にした物差し」は、交際が始まったからといってリセットされるわけではないからです。
女性の中には、依然としてその物差しが残っているため、ささいな物足りなさを感じるたびに、「やっぱり違うかもしれない」という結論に結びつきやすくなってしまいます。
さらに言えば、
- (年が離れていたけれど)年収が高いAさん
- (浮気性だったけれど)イケメンなBさん
- (モラハラだったけれど)将来有望なCさん
と2か月交際(?)した実績をもとに、それぞれの長所だけを組み合わせた「同年代・高年収・イケメン」という実在しない理想像を求めるようになってしまうのです。
最初に述べたとおり、女性は「出会いはある」状況。
つまり、アプリはスマホの向こうに常に次の選択肢が存在し、「もっと相性のいい人がいるかもしれない」からいつでも簡単に関係を「リセット」できるように感じやすいのです。
もちろんこれでうまくいくわけもなく、女性側は女性側で「付き合えるけれども、結婚できない」という悩みがあります。そもそも付き合えている相手は「結婚する気がない男性」なのですから当然です。
とはいえ、婚活男性にとっては、女性に安直にリセットされるたびに、またゼロからプロフィールを見直し、新しい相手を探し、同じやり取りを1から繰り返すことになります。
この「手戻り」の多さこそが、アプリ婚活における最大のコストです。
マッチングアプリ婚活はコスパ・タイパが悪い? 1人と交際するために平均14.3か月・課金5.3万円の実態
ここまで見てきた3つの関門は、それぞれ独立した問題ではありません。
- 第1関門で出会える人数が減り、
- 第2関門で比較競争が激しくなり、
- 第3関門で交際がリセットされやすくなる。
この3つが連続して起きることで、活動期間は長くなり、課金も積み重なっていきます。
ナレソメ総研の調査では、男性がアプリで1人と交際するまでに要する平均活動期間は14.3か月、平均課金額は約5.3万円(ともに期待値)でした。
さらに調査では、1人と交際できるまでに、10~15人とのデートを経ている結果も明らかになりました。

出典:ナレソメ総研「半年使っても約6割が恋人0!? マッチングアプリ利用男性のリアルな「タイパ」」

出典:ナレソメ総研「会話が苦手な男性は出費が3.6倍!? マッチングアプリ利用男性のリアルな「コスパ」」
この5.3万円という平均課金額は、あくまでアプリへの課金額(オプション込み)のみ。
登録料が無料だったり手頃な月額使用料のように感じられたりするかもしれませんが、さまざまなオプションをつけたり利用が長期間にわたったりすることで課金総額はかさんでいきます。
加えて、「結婚への本気度」が低く、実を結ぶ可能性の低い女性たちに、仮に1回のデートで5000円〜1万円をごちそうしていたとすれば、計算上ではありますが「1人と付き合うまでに10~30万円もの(2人分の)出費」が追加で必要だということです。
最初の交際相手と結婚に至るのでなければ、これを交際人数分繰り返すことになります。
アプリに比べて高いといわれがちな結婚相談所ですが、実際にかかる費用と成果を勘案すると「最良の投資だった」という声は多いのです。
結婚相談所なら9か月で「婚約」ができる
一方、IBJの「2025年 IBJ 成婚白書」によると、結婚相談所を成婚退会した男性の在籍日数中央値は276日(約9か月)、交際日数は125日(約4か月)です(※1、2)。

※出典:IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」
つまり、アプリでは「恋人」を作るまでに1年以上(14.3か月)かかる一方、相談所では約9か月で「結婚相手」を決めている人が多いということになります。
比較しているゴール自体が「恋人」と「結婚相手」で異なることを踏まえても、タイムパフォーマンスの差は明らかです。
※1 IBJの「成婚退会」はプロポーズ・婚約を指す。
※2 出典:IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」
マッチングアプリで結果が出ないときの解決策:「努力」より「市場選び」
ここまで見てきたように、問題は個人の努力だけでは解決しにくいマッチングアプリの市場構造にあります。
だからこそ必要なのは、恋愛テクニックを上げることではなく、誠実さが正当に評価される環境を選ぶこと。
| マッチングアプリ | 結婚相談所 | |
|---|---|---|
| 利用者の目的 | 恋活・ライトな出会いを期待する人が主流(6割) | 今すぐにでも結婚したい人だけ |
| プロフィールの信頼性 | 自己申告 | 各種証明書の提出が必須 |
| 交際後のサポート | なし(個人間のやり取り) | 仲人が成婚まで伴走 |
恋愛市場と結婚市場では、評価される資質が大きく異なります。
マッチングアプリでは、第一印象や恋愛経験、コミュニケーション能力が強く影響する一方、結婚相談所で重視されるのは、「この人と安心して家庭を築けるか」という視点です。
そのため、アプリでは評価されにくかった誠実さや真面目さ、結婚を目的とする姿勢が、そのまま強みになります。
さらに、アプリで見てきた3つの関門も、結婚相談所では仕組みそのものが異なります。
プロフィールの信頼性が担保されている
結婚相談所では独身証明書をはじめ、収入証明書、学歴・資格証明書など、身元やスペックを公的に確認できる書類の提出が全て「必須」です。
全て自己申告のアプリのように「粉飾されたプロフィール」と「正直なプロフィール」が同じ土俵で競うことはなく、積み上げてきた実績が正当に評価される環境になっています。
恋愛強者が市場をゆがめにくい
結婚相談所の利用者は、全員が結婚を目的に活動しています。
恋愛だけを楽しみたい人や、長期間婚活を続けたいという人はいないため、アプリのように一部の恋愛強者が市場全体の基準を押し上げる構造は生まれにくくなっています。
比較される相手も、同じように結婚を目指す人たちです。
だからこそ、「恋愛ゲームの巧みさ」ではなく、「結婚相手として信頼できるか」が評価軸になります。
関係を育てやすい仕組みがある
結婚相談所では、お見合いと仮交際で同時並行的に最も合う相手を比較検討しますが、真剣交際に進める相手は1人だけというルールがあります。
新たなお見合いは組めなくなり、他の仮交際も終了。また、お見合いから成婚を決断するまでの期間は6か月という原則があり、ダラダラと交際を引き延ばすことはできません(※3)。
さらに、交際中は仲人が客観的な立場からサポートするため、小さなすれ違いがそのまま破局につながるリスクも抑えられます。
アプリでは構造的な問題だった3つの関門が、相談所では制度そのものによって緩和されているのです。
※3 IBJ所属の結婚相談所の場合。
マッチングアプリが向いている人・向いていない人の特徴
マッチングアプリは、恋活目的のイケメン(恋愛強者)に最適化された恋活の場です。
例えば、
- 外見に自信がある
- 恋愛経験が豊富
- 複数人との同時進行が苦にならない
- 結婚を急いでおらず、恋愛そのものを楽しみたい
という人にとっては、アプリは相性のいい市場でしょう。
一方で、
- 誠実に向き合いたい
- できるだけ早く結婚したい
- うそをつきたくない(プロフィールを盛りたくない)
- 恋愛経験よりも結婚生活を重視したい
もし後者にいくつも当てはまるなら、アプリでうまくいかないのはあなたが持っている資質や希望と、アプリという恋愛市場のルールが、単純にかみ合っていないだけです。
まとめ:恋愛ではなく結婚したいなら結婚相談所がおすすめ
婚活男性の敵は、「他の婚活男性」ではなく「結婚する気がない男性」です。
あなたの婚活がうまくいかない原因は「結婚する気がない男性」が混在する市場で戦っていることによって引き起こされているのです。
だからこそ、あなたが求めているのが「恋人を作ること」ではなく、「結婚相手と出会うこと」なのであれば、恋愛市場で戦い続けるよりも、結婚を前提とした市場へ移るのが合理的な選択肢になります。
確かに結婚相談所は、アプリに比べて費用がかかるように感じられるかもしれません。
しかし、アプリで1年以上活動を続けても結果が出ず、時間や課金、精神的な負担を積み重ねる可能性まで含めて考えれば、それは「遠回りを減らすための投資」といえないでしょうか。
ナレソメ予備校では、誠実に結婚したい人が正当に評価される仕組みのもとで、その人に合わせた婚活をサポートしています。
これまで評価されにくかったあなたの誠実さも、市場を変えれば、結婚相手に選ばれる大きな強みになるはずです。
ナレソメノート編集部
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