彼との「別れ」がよぎったら? 後悔しないための、上手な別れ話の切り出し方

大嫌いになったわけではない、これといった嫌な出来事があったわけでもない。でも生涯の伴侶となるとこの人ではないのかもしれない……。

誰かとお付き合いしているとき、そんな感情に悩まされるときがあります。ましてやあなたが結婚を意識し始めたとき、彼との価値観の違いからなおさら「別れ」という選択肢が浮かびやすくなることもあるのではないでしょうか。

とはいえ、いざ別れを切り出すとなると言いづらいもの。7年付き合った彼氏に別れを告げた経験のある筆者(30歳)が、絶対に後悔しない別れの考え方と、上手な別れ話の切り出し方をお伝えします。

恋人との別れは、人生の岐路とも言えます。今の恋人と「本当に別れるべきなのか」ということも考えながら、ぜひ読んでみてください。

目次
  1. いざ、別れ話へ。切り出し方5パターン
    1. 愛情喪失型:「恋人として見られなくなったの」
    2. 価値観の違い型:「結婚を考えたときに、大切な価値観が合わないと思った」
    3. アイデンティティ型:「あなたの前では本当の自分でいられない」
    4. 心変わり型:「他に気になる人ができてしまった」
    5. 覚悟女子型:「結婚するつもりがないなら、もうお付き合いできない」
  2. 別れの1か月前からすべき下準備6選
    1. 1か月前:連絡の頻度を落とす
    2. 1か月前:ご飯やデートの誘いを断る
    3. 1週間前:別れ話に適した場所、時間の目星をつける
    4. 1週間前:論理的な説明を準備する
    5. 2日前:荷物をまとめておく
    6. 1日前:「大事な話がある」と予告する
  3. 別れ話で絶対に出してはならないNGワード
    1. 「あなたは何も悪くない」
    2. 「嫌いになったわけじゃない」
    3. 「あなたにはもっといい人がいる」「お互いのためにならない」
    4. 「元彼はこうだったのに〜」
    5. 「もっとこうしてくれてたら別れたいと思わなかった」
  4. 本当に別れるべき? 5つのチェックリスト
    1. 彼を周りの人に紹介できる?
    2. 彼といると安心する?
    3. 素の自分でいられる? 本音を言える?
    4. 彼にしてもらって本当にうれしかったことは何?
    5. 彼が別の女性とイチャイチャしているところを想像すると、嫌な気持ちになる?
  5. 別れを切り出せたあなたの未来は明るい

いざ、別れ話へ。切り出し方5パターン

自分の言葉で伝えるのが大前提ですが、ここではあくまで「案」として、別れの伝え方を7つ提示します。ヒントにしてみてください。

  • 愛情喪失型:「恋人として見られなくなったの」
  • 価値観の違い型:「結婚を考えたときに、大切な価値観が合わないと思った」
  • アイデンティティ型:「あなたの前では本当の自分でいられない」
  • 心変わり型:「他に気になる人ができてしまった」
  • 覚悟女子型:「結婚するつもりがないなら、もうお付き合いできない」

愛情喪失型:「恋人として見られなくなったの」

彼に言い訳や交渉の余地を与えないのが、この愛情喪失型。

「すごく悩んだんだけど、半年ほど前から、恋人としての気持ちが戻らない。あなたが悪いとかじゃなくて、私の中の感覚が変わってしまったの。だから、恋人関係を終わりにしたい」

関係を続けていくために必要な最低限の愛情さえも薄れてしまった、と正直に打ち明けましょう。他にも、「彼はすごく私のことを愛してくれるけど、私は彼をそこまで愛すことができない」など心に温度差があるときも、ごまかさずハッキリと思いを話してみてください。

ポイントは、「戻らない」「終わりにしたい」と真っすぐに伝え、結論を曖昧にしないことです。
この別れの切り出し方はストレートなだけに、一歩間違えれば相手を必要以上に深く傷つけてしまう恐れがあります。

「男としての魅力が足りない」など一般論的な批判につなげるのではなく、あくまで「”私”がどう思ったか」で伝えることを忘れないようにしてください。「あなたが変わったわけではなく、私の気持ちが変わった」などと話せば、相手の批判につながりませんし、すんなりと諦めてもらえる可能性が高くなります。

価値観の違い型:「結婚を考えたときに、大切な価値観が合わないと思った」

価値観の違い型は、相手の性質を責めずに「価値観・人生設計の不一致」に着地するもの。今後、長い人生をともに生きていくうえで、キャリアチェンジ/出産/子育て/家の購入/親の介護など、直面するライフイベントは数多くあります。
今の時点でどうしても相いれない考え方があるのであれば、それを淡々と説明しましょう。

「結婚や将来の生活を具体的に考えたとき、どうしても一致しない部分があるとわかった。ここを曖昧にしたまま進むのは、苦しい。だから別れたい」
「私はこの条件を変えたくないし、あなたの条件を私のために変えさせたくもない。あなたの夢や理想像を奪うことはしたくない」

この型の注意点は、「合わない(≒あなたが悪い)」に聞こえないように、あくまで「私にとって」の条件を満たさなかった、という言い方をすることです。

すでに同棲しているカップルが別れる場合も、この型に当てはめやすいでしょう。

「生活面での価値が違うのがストレスだった。生活がすれ違ううちに、すり合わせる努力をしたいと思えないほど、気持ちもさめてしまった」

と伝えれば、彼も別れざるを得ません。

アイデンティティ型:「あなたの前では本当の自分でいられない」

あなたの内面の負担を強く押し出すのがこの型。

「あなたに合わせているうちに、言いたいことを言えなくなって、自分が自分じゃなくなっていった。あなたに相談したいと思うフェーズももう超えた。これでは関係は続けられない。だから別れたい」

気をつけるべきなのが、あなたの内面のつらさを押し出すがあまり、彼から「じゃあもっと早く言ってくれればよかったのに」「教えてくれてありがとう。これからは直すから」という言葉を引き出しかねないこと。

「相談したい、直してほしいと思う段階さえも、もう超えた」というフレーズが絶対にセットです。

心変わり型:「他に気になる人ができてしまった」

これは破壊力が大きい反面、曖昧にしないことで相手に未練を断ち切ってもらう可能性も大きい型です。

「実は少し前から、他に気になる人ができてしまったの。中途半端な気持ちのまま付き合うのは誠実じゃない。あなたに申し訳ないし、私も自分自身のことが嫌いになりそう。だから別れたい」

また、他の型を使ってみてうまく別れられないようなら、心を鬼にして「うそでも」他に好きな人ができたと伝えることも1つの手段です。

ただし、キッパリと関係が切れる可能性が大きい代わりに副作用が考えられるのがこの型のデメリット。注意点が2つあります。

1つ目は、相手を必要以上に傷つける要素(新たに気になっている相手の特徴、いつから、どういった関係値の人なのか、など)を語らないこと。情報過多は相手の尊厳を削りやすく、結果として話が泥沼化します。
さらに、伝えた情報をもとにSNSを特定されてしまえば、新しい恋人候補に危害が及ぶ可能性も捨てきれません。

2つ目は、「実はもう浮気してしまった」と暴露すること。別れ話ではないところが論点になってしまいます。

ぱんだ
ぱんだ

そもそも浮気は言語道断。そんな軽はずみなことをしでかしたあなたにはまず内面から整えてほしいけど、話が脱線するのでここでは深掘りしないぱん!

覚悟女子型:「結婚するつもりがないなら、もうお付き合いできない」

最後にご紹介する型が、「覚悟女子型」です。彼との別れを考える理由が「自分には結婚願望があるのに、彼は結婚してくれそうにない」というもののみだった場合、ぜひ使ってみてください。

「私には、明確に結婚願望がある。あなたのことを嫌いになったわけではないけれど、あなたが私と結婚するという選択を取りたいと思わないのであれば、これ以上お付き合いはできない。時間も有限だし」

もちろん、ちゃんと結婚するなら彼との関係を続けたい、と思っている方限定です。覚悟を持って彼と話し合った結果、彼が「じゃあ結婚しよう」と言ってきたのであれば、もうけもんです。

ただし、あなたが

「結婚するつもりのない彼に愛想を尽かしてしまった」
「他にも別れたい理由がある」
「私が別れをチラつかせたから結婚しようと言われるのも萎える」

と思うのであれば、愛情喪失型(=結婚を待たされすぎて、好きな気持ちがうせた)や、価値観の違い型(=結婚への捉え方の違いを意識したら、価値観そのものが根本的に違うと気づいた)も組み合わせて話してみてください。

別れの1か月前からすべき下準備6選

別れを切り出す以上、相手を全く傷つけずに終わらせるなんてことは不可能。ただ、できるだけスムーズに相手に納得してもらうためには、別れ話をする前の下準備が不可欠です。

ここはさっさと別れたい気持ちを抑えて、恋人のためにも1か月は別れに向けた猶予期間を設けましょう。面倒でも、後々その方が楽になること間違いなしです。

  • 1か月前:連絡の頻度を落とす
  • 1か月前:ご飯やデートの誘いを断る
  • 1週間前:別れ話に適した場所、時間の目星をつける
  • 1週間前:論理的な説明を準備する
  • 2日前:荷物をまとめておく
  • 1日前:「大事な話がある」と予告する

これらを順番に実行していくといいでしょう。詳しく解説します。

1か月前:連絡の頻度を落とす

最初に取り組むべきは、連絡の頻度を落とすこと。ここでの目的は決してフェードアウトして自然消滅することではなく、別れ話当日までに彼のあなたに対する依存度と期待値を少し下げておくことです。
LINEでやりとりしていたのであれば1日に1回、徐々に3日に1回……というように頻度を下げていけば、間違いなく彼の中で別れに向けた嫌な予感が醸成されます。

※画像はイメージです

連絡の頻度が落ちたことについて何か指摘された場合は、バカ正直に「別れを考えていて」というのではなく、「最近は仕事が忙しくてなかなか……」「友だちとの飲み会が多くて……」と言葉を濁してください。でないと、猶予期間を設けている意味がありません。

1か月前:ご飯やデートの誘いを断る

ぜひ同時に進めてほしいのが、ご飯やデートの誘いを断る、というもの。
別れを予感させようと少し冷たく対応しようとしても、いざ彼を目の前にすると申し訳なさもあいまって普通に話してしまうものです。

ましてや、別れる直前にディズニーランドや映画など丸一日を消費する楽しいデートをしてしまえば、いくら連絡の頻度を落としたとしても「まだ大丈夫」「もっと頑張れば元に戻れる」と相手が解釈してしまいかねません。

そうすると結局のところ、別れ話が急転直下のものになりやすいのです。誘いを断るのが気まずくても、それ以上の気まずさを先取りして防ぐためにも心を鬼にしましょう。

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1週間前:別れ話に適した場所、時間の目星をつける

「場所・時間」選びは、別れやすさに直結します。
彼が逆上しやすいタイプなのか、泣きやすいタイプなのかにもよりますが、以下の3点を意識しましょう。

1. 密室ではない
彼氏といえど、相手は男性。力では敵わないため、自分の身を守ることも考えましょう。第三者の目があれば、彼は人目を気にして感情を抑えることができます。そのうえ、相手が取り乱したり怒ったりしたときのために、逃げ場があることも大切です。どちらかの自宅は避けた方が◎。

2. 話が筒抜けになりすぎない
スターバックスなどチェーンのカフェのように、話が丸聞こえになるほど隣客との距離が近いのも問題です。彼だけでなく、あなたも話しづらいようでは本末転倒です

3. 夜は避ける
人は夜になるほど、心理学的にネガティブになりやすいもの。気分を安定させる神経伝達物質「セロトニン」の分泌量が低下するためです。日中の疲れもあり感情的になりやすいうえ、深夜までズルズルと話が長くなりがち。

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第三者の目はあれど距離感は保たれるような、日中の公園などは、とっておきのお別れスポットです。場所・時間の目星をつけたら、下見をしておくとなおいいでしょう。

ただし、相手が遠方に住んでいる場合や、感情的になりやすいタイプで身の危険を感じるのであれば、無理に対面にこだわる必要はありません。LINEや電話で別れたいと伝えてください。

遠隔で別れ話を切り出すのがNGというより、不誠実な別れ話がNGなのです。手軽さが故にLINEを一方的に送りつけて即ブロック、などという失礼な振る舞いはしないよう気をつけましょう。
顔を合わせない分、一層誠実さが求められると思ってください。

1週間前:論理的な説明を準備する

論理的な説明は、遅くとも1週間前から練るようにしましょう。彼を説得するためというより、彼が理解するために必要なステップです。

ここでのポイントは正しさではありません。あくまであなたの視点から一貫した説明になっているかどうか、です。具体的な伝え方は次の章でお伝えしますが、大前提として「I(アイ)メッセージ」を意識してみてください。

  • I(アイ)メッセージ:「私はここが嫌だった〜」など「私」を主語にした伝え方。
  • You(ユー)メッセージ:「あなたのここが不満だった」など「あなた」を主語にした伝え方。

ユーメッセージで伝えてしまうと、「そんなつもりではなかった」「それは誤解だ」などと相手に反論の余地を与えてしまいます。アイメッセージはあなたがどう感じたのかを発信するものなので、相手は否定のしようがありません。

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この伝え方を意識したうえで、次の3点を埋めるようにして説明を組み立ててください。

  1. 何が別れのきっかけだったのか(例:結婚観/生活観/愛情表現/未来像)
  2. それを改善しようと何をしたのか(例:何度も話し合いを持ちかけた、自分が気にしないように努めたが難しかった、など)
  3. だから別れる

長い弁論は逆効果にもなり得るため、「短く・一貫して・主語は私」を意識するようにしましょう。

また、別れ話の最中に言ってはいけない「NGワード」というものが存在します。それを言ってしまうと別れ話がこじれたり、相手に未練を残したり、必要以上に傷つけてしまう可能性も……。次章で詳しく解説するので、忘れずチェックしてくださいね。

2日前:荷物をまとめておく

同棲・半同棲をしている人は、事前に荷物をある程度まとめておくのが賢いです。

筆者は前出の7年付き合っていた彼に、別れを予感させたり荷物をまとめたりすることなく突然別れを切り出してしまったので、その後の共同生活はまるで地獄でした。
(映画『花束みたいな恋をした』では、同棲カップルが別れた後、仲よく期間限定の共同生活を送っている様子が映し出されますが、あれは幻想です。あり得たとしても、限られた人格者同士のカップルでなければ成立しません。)
引っ越し業者を呼んでダンボール詰めをすることは難しくても、とりあえず3日分の荷物はまとめて、別れ話をした後は同じ家に帰らないように工夫してください。

金銭の貸し借り、家具の分け方なども整理して、彼にすぐ提案できるように準備しましょう。本気度が伝わることで、より円滑に別れることができます。

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1日前:「大事な話がある」と予告する

ここまで準備できたら、彼に直接的な予告をしましょう。予告は相手への配慮であると同時に、あなた自身の覚悟にもつながります。

予告の文言は、過度に不安をあおる必要はありませ例え「落ち着いて話したいことがある。明日のお昼頃、少し時間もらえる?」くらいで十分。極度に察しが悪い場合を除けば、これだけで今後の関係についての話し合い、最悪の場合は別れ話ということが十分伝わります。

ここで重要なのは、予告→会う日どりの設定→別れ話までを短期間でやり切ること。予告だけして引き延ばせば、不穏な待機時間が増えて彼の感情を不安定なものにしてしまいます。

それに、予告をしたあとに数日空週間も空空けてしまえば、彼がモヤモヤと考えたたりすに支たりすたりする時間が長くなってしまいます。それは、彼に対して意地悪すぎるのではないでしょうか。

※画像はイメージです

とはいえ、予告したタイミングで「何? 気になるから明日じゃなくて今言ってよ」と言われたからと言って、すぐに「別れよう」というのは本末転倒。彼にとってみれば覚悟したり察したりする時間もなく、仮にラインでのやりとりであれば不誠実だと感じ……ここまで準備してきたものを台無しにする可能性があります。
「大事なことだから、直接話したい」「考えを整理する時間が欲しいから」などと言って、その流れでいうのは避けるようにしましょう。

予告した後に彼をハラハラさせるのは丸1日まで。これを言い聞かせてください。

別れ話で絶対に出してはならないNGワード

先ほども軽く触れましたが、別れのタイミングで出すと話がこじれること間違いなしのNGワードもあります。うまく話せるか不安、という方は、逆に「この言葉だけは出さない」と心に決めるようにするといいでしょう。

  • 「あなたは何も悪くない」
  • 「嫌いになったわけじゃない」
  • 「あなたにはもっといい人がいる」「お互いのためにならない」
  • 「元彼はこうだったのに〜」
  • 「もっとこうしてくれたら別れたいと思わなかった」

別れのその場に行くまでの電車の中など、最後の最後まで復習しておきましょう。

「あなたは何も悪くない」

あくまで自分のせいだから、こう言えば相手は諦める。優しい人ほど、そう考えるかもしれません。でもこれは、相手からすると「じゃあ何で?」という混乱や納得できない気持ちしか残りません。逆にモヤモヤして未練が残ってしまいます。

人は別れの理由が理解できないほど未練が残りやすく、メンタルの回復や次の関係構築に影響を与えてしまいます。

もちろん、相手を非難する必要はありません。ただ、「自分がこういう気持ちになった」「こういうところが相いれないと感じた」という説明は、気まずくてもしなくてはなりません。

「嫌いになったわけじゃない」

似たような言葉で要注意なのが、「嫌いになったわけじゃない」という言葉。

便利な逃げ言葉ですが、受け手からすると「じゃあ、やり直せる?」に変換されがちです。あなたの中途半端な優しさから生まれる無責任な言葉は彼にとっての小さな希望になり、関係がズルズルしたものになってしまいます。

彼が希望を見いだして話がこじれるのはまかわいいもの。場合によっては嫌いになったわけでもない、非があるわけでもないというなんだかよくわからない状況下で別れを切り出されたことに猛烈な理不尽さを感じて、憤慨されるケースもあります。

筆者の知り合いの女性は、10年お付き合いした男性に別れを切り出した際、満足にその理由を説明できなかったうえに、NGワード「嫌いになったわけじゃない」「あなたは何も悪くない」を両方言ってしまい、「おまえ、俺の10年を奪ったことを絶対忘れるなよ。一生許さないからな、覚えてろ」と吐き捨てられたそうです。
付き合っていたときにはなかったほどのけんまくでキレられ、そのときの鬼の形相がいまだにまぶたに焼き付いているとのこと。

ぱんだ
ぱんだ

一見優しげなフレーズも、別れの場で持ち出すのはアウト! 自分が悪者になりたくないだけぱん。

「あなたにはもっといい人がいる」「お互いのためにならない」

よかれと思って言った言葉でも、相手からすれば「それでも僕には君しかいない、僕の気持ちは君以上に僕がよくわかっている」という結論しか得られません。

ましてや「なぜ自分の感情や可能性を他人に決められなきゃいけないのか」という反発も招きやすい。筆者も、マッチングアプリで3か月だけ付き合った彼にフラれた際に言われた言葉で一番ムカついたのはこの言葉でした。

前出の2フレーズと合わせて「偽善者シリーズ」と銘打ってもいいでしょう。中途半端な優しさほど、別れをこじれさせます。

ちなみに筆者はこの言葉を言われて、ムカつきましたが「『私にとっていい人』になろうとする努力を怠るんだ……そんな簡単に諦めるんだ……」と、好きだった気持ちがしゅるしゅると萎んでいきました。

しかし、これは「追われたい」願望があったからこそ。あなたの彼が「追いたい」願望の強い男性の場合、このフレーズはむしろ彼の独占欲に火をつけかねません。危ない橋を渡るのはやめましょう。

「元彼はこうだったのに〜」

比較は、相手の自尊心をひどく傷つけます。「防衛→反撃」のルートに入りやすく、別れ話が不要な言い争いに発展しやすくなります。

別れ話がこじれて感情がたかぶったとしても、こちらが別れ話を切り出している以上、こういった誰も得しない不要な発言は絶対にしないようにしましょう。

話を建設的に進めるためにも、何か比較を言いそうになったら、誰か他の人間と比べるのではなく、あくまであなたにとっての「必要条件」との比較にとどめてください。

(例)
「元彼は家事をたくさん手伝ってくれたのに」

「私は仕事を頑張りたいから、家事に協力的な人がよくて」

「元彼は異性のいる飲み会に行かなかったのに」
**  ↓**
「異性との絡み方、飲み会の捉え方が私と似ている人と一緒になりたい」

「アイメッセージ」をおすすめしたのと同様に、相手が否定することができない「自分の世界」の話に持っていくことができれば、けんかする余地はありません。

「もっとこうしてくれてたら別れたいと思わなかった」

これは最悪にこじれやすいです。別れの理由を説明するように見えて、実態は「交渉の余地」を与えてしまっているからです。

相手は「じゃあ直す」と言い、あなたは「でも無理」となり……別れ話がループします。口がうまい相手なら、最悪押し切られたうえで復縁ということも発生してしまいます。

あなたがもう別れると決めたんですから、余計なことは言わない。どうせもう別れるんだから、改善点を伝える義理もありません。

「幸せになってね」「今まで本当にありがとう」などの彼を思いやる言葉は、別れの最後の瞬間までとっておいてください。

本当に別れるべき? 5つのチェックリスト

ここまで「別れ方」についてお伝えしてきましたが——そもそも本当に別れたいか胸に手を当てて考えてほしい……。なぜなら、筆者自身が過去に別れを切り出し、猛烈に後悔した経験があるからです。

冒頭でも触れたように、筆者には7年お付き合いした彼氏がいました。

結婚前の同棲がよくなかったのか、徐々に私は彼を男としてらられなくなりました。彼を異性というより息子・弟のように感じはじめ、トキメキを感じなくなり……7年という思い出があったにかかわらず、私は適当な理由をつけて別れたのです。
 
結論から言うと、筆者は別れを切り出したことを後悔しました。

彼と別れた時点で26歳。マッチングアプリで新たな彼探しを始めたのですが、なかなかピンとくる人に巡り合えない。他の男性を見てやっと、元彼(=高収入・高学歴・性格が温和・顔がタイプ・学生時代を知っていると言う安心感)がまれに見る「好条件」だったことに気づいたのです。

長くなりましたが、要するに単なる「慣れ」や「マンネリ」を理由に別れを切り出そうとしている人には、ぜひ踏みとどまってほしいのです。

後悔しない別れの第1ステップは、あなたが“彼と別れることで本当に幸せになるのか“ということ。チェックリストを用意したので、まずは確認してみてください。

  • 彼を周りの人に紹介できる?
  • 彼といると安心する?
  • 素の自分でいられる? 本音を言える?
  • 彼にしてもらっうれしかったことは何?
  • 彼が別の女性とイチャイチャしているところを想像すると、嫌な気持ちになる?

彼を周りの人に紹介できる?

「紹介できる or できない」は、単なる気恥ずかしさの話ではありません。「彼があなたの生活にちゃんと根を張っているか」を知ることができます。

「はい」と答えることができたあなたは、自分の世界を彼に共有しても大丈夫、と考えられている。要するに、彼を最低限は信頼できていると言えます。

友だちに紹介しても心配ないくらい、嫌なところがない。それはつまり、ビジュアル、トーク力、学歴、年収などが平均点かそれを上回るレベルで、安心感がある、と言い換えることができませんか?

これ、当たり前のことのようで当たり前ではありません。筆者がマッチングアプリで出会った男性の中で、積極的に自分の友人に会ってほしいと思えた人はほんの3割ほどでした。職業が不安定すぎる、イケメンだけどヤリチン感が強すぎる……等々の理由で、一握りだったのです。

このような嫌なところがないバランス型の男性は婚活市場で人気が高く、あなたから別れを切り出した次の瞬間には別の女性と付き合い始める、なんてこともザラです。
(ちなみに前出の元彼は、筆者と別れて2年後に結婚しました。相手は別れてからほどなくして出会った女性で、友人づてに写真を見たところ爆美女でした。元彼は、非常に幸せそうでした)

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一方で「いいえ」と答えたあなたは、

  1. 彼の経歴や現在の待遇に不満があり、公にしたくないと考えている
  2. 自分の友人や家族関係を彼と共有したくない

のどちらかの理由であることが多いはず2は自分の考え方を変えなければ、別の人と付き合ったとしてもまた同じ問題に直面する可能性大なのですが、1の理由が該当するならば、別れを真剣に検討してもいいかもしれません。

一時的な関係ならそれでもいいのですが、長期的な関係を見据えた場合は、2人だけの密室で関係を完結するのには限界があります。

彼といると安心する?

沈黙の時間が苦ではないと感じるのであれば、彼と別れたら後悔する可能性が高いでしょう。

話すことが尽きたからなんとなく気まずくなって黙り込む、あるいはどちらかが不機嫌で黙り込んで苦しい沈黙が続く……わけではなく、話すことがなくても気まずさを感じない。これはあなたと彼の相性がある程度いいからこそ、成り立つものです。

同じ空間にいて自分と彼が別のことをしていても不満や不安を感じない。なんならその時間さえ安心感があるのであれば、彼と別れた後に大きな喪失感を抱くかもしれません。

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ナレソメ総研の調査によると、恋愛を表す言葉として「好き」「楽しい」「ドキドキ」を挙げる人が多かった一方、結婚の場合は「一緒」「生活」「家族」などの言葉を挙げる人が多いそうです。恋愛と結婚、全く違いますよね。

また、結婚を表す言葉に「安心」と挙げた既婚者は、未婚者のなんと2倍とのこと。結婚を経験した人ほど安心という言葉を挙げていることをみると、信憑性が増すと思います。
お付き合いの段階だとこの安心を「マンネリ」と誤解する人も多いのが悲しい現実です。

ちなみに、沈黙の間も素でいられるかどうかは男性側も重視しているところだそうです。
特に結婚相手にはこの要素を強く求めることが多いので、彼もあなたに対して「気まずくない」と思えているのであれば、かなり貴重な存在です。

素の自分でいられる? 本音を言える?

ほとんどの人が、友だちといるときや家族といるときなど環境によって人との接し方が変わるはず。彼といるときの自分はどんな自分か、思い出してみてください。

前の2つとも通じることですが、素の自分をさらけ出すことができていたり、外ではありえないくらいに甘えることができていたり。第三者にみられたら「恥ずかしくなる」くらい素を出せているならば、別れた後の喪失感は大きいでしょう。

本音を言える関係を構築することができれば「恋愛感情の盛り上がりがなくなったら終わり」ではなくなります。気持ちを抑えることなく一緒にいられるため、中長期を見据えたパートナーシップが結べるわけです。

また、相手に思っていることを言いやすい環境ができているのであれば、不満をため込んである日爆発……なんていう最悪の事態も避けられるので、結婚相手として考えてもいいでしょう。 

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一方で、

  • 友人では考えられないほど自己中心的になってしまうという意味で「本音を言っている」
  • 女を捨てすぎて「素の自分をさらけ出せている」

と思うのであれば、話は別です。

彼氏とはいえ、所詮は他人。気を許すあまり自我を押し出しすぎていたと自省するのであれば、まずはあなた自身の性格や生活を見直すことが先決です。

彼にしてもらって本当にうれしかったことは何?

どんな些細なことでも構いません。仕事帰りにスイーツを買ってきてくれた、自分が見たいと言っていた映画のタイトルを覚えていてくれた、体調が悪いときに横で一緒に寝てくれた……。

「相手が自分を理解し、気持ちを大切に扱ってくれた瞬間があった」と思い出すはずです。彼のいいところを、改めて認識するきっかけにもなります。

彼の嫌なところばかり考えてしまっていたり、けんかが増えていたりしても、こういったプラスの記憶で上書きできるのであればそれに越したことはありません。

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ただしこれはあくまで「上書きできるレベルであれば」の話。

逆に彼にされて嫌だったことを思い出してみて「頭をなでられたこと」「手をつながなければいけなかったこと」などが思い浮かび、触れられることさえも生理的な拒否感があるのであれば、修復は難しいでしょう。
特に、口元(=粘膜)や顔を近づけたときに嫌悪感があるのであれば、異性としての関係構築は修復できないところまできている可能性大。彼のためにも、別れを現実的に考えた方がいいでしょう。

彼が別の女性とイチャイチャしているところを想像すると、嫌な気持ちになる?

この質問項目が一番、あなたの正直な気持ちを見透かしてくれるはずです。

「嫉妬心がある=愛がある」とは一概に言えませんが、少なくともあなたの中に独占したい気持ち、失いたくない気持ちが残っているのであれば、「彼がいなくなる未来」が本能的には嫌だと感じる可能性大です。

何か彼に腹の立つことがあって、一時的に「浮気されてもどうでもいい」と考えてしまうのとは別に、「悔しいけど仕方ない」「むしろ解放されてホッとする」というしか湧かないのであれば、別れた方がいいと言えます。

※画像はイメージです

別れを切り出せたあなたの未来は明る

気まずくなることを避けてぬるぬると付き合い続けるという選択肢もあったのに、しっかりケジメをつけることを決めたあなた。最高に偉いです。本当にお疲れ様でした。

しかし、別れたはいいものの、また彼氏ができるのか……婚期が遠のいたのでは……。そう不安に思うかもしれませんが、メリハリをつけられるあなたの未来は明るいと断言できます。

ある程度心の整理がつけば、新しい恋人を求めて街に繰り出すもよし、友だちに紹介を頼むもよし、マッチングアプリを始めるもよし。あなたは自由の身です。

もしあなたがまた同じ思いはしたくない、別れを切り出すなんていうつらい経験はごめんだ……と思うのであれば、選択肢に入れてほしいのが結婚相談所です。

あなたとの相性、求める将来像、あらゆるアングルから適した人をご紹介することができるうえ、身元のきちんとした結婚願望のある人ばかりなので、これ以上「別れ」という経験をせずに生涯の伴侶と出会える可能性が一番高いと言えるでしょう。

特におすすめしたいのはナレソメ予備校「マッチグラム診断」や「ラブスタイル診断」などの心理学を生かした5つの診断プログラムによって、あなたが心の奥底でどう思っているのか、自分自身も把握していないあなたの考えや特徴を明らかにできるので、より精度高く相性のいい人を見つけ出すことが可能です。

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パヤコ

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パヤコ
執筆者 パヤコ
オールドメディア→Webメディアとマスコミ一本で働く独身アラサー。 仕事に熱を上げる傍ら、プライベートでは26歳〜28歳でマチアプ暗黒期に
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