交際「1人目」でも「100人目」でも夫婦満足度は同じ! 満足度を分ける「納得感」の3要素
「数をこなせば、いつか理想の人に出会えるはず」「恋愛経験が増えれば、きっと異性を見る目も養われる」
婚活において、誰もが一度はそう考えたことがあるのでは?
しかし、ナレソメ総研が既婚者に行ったアンケート調査では、この常識が覆されました。
実は、これまでの恋愛経験と、結婚後の「夫婦関係満足度」には関係がなかったのです。
では、一体何が「夫婦関係満足度」を決めているのでしょうか?
調査の結果、明らかになったのは「婚活における納得感」の重要性です。
本記事では、納得感が高い夫婦が持つ共通の考え方と、納得感を高めるために本当に必要な3つの要素を、データをもとに徹底解説します。
「婚活納得感」が「夫婦関係満足度」に直結する
本調査では、配偶者がいる男女(男性89名、女性336名)に対し、「婚活納得感」「夫婦関係満足度」「婚活における行動や考え」に関するアンケートを実施しました。
調査の結果から男女ともに似た傾向が見られ、「婚活納得感」が高い人ほど「夫婦関係満足度」も高くなっていることが判明しました。

特に「婚活納得感」が高い既婚者には、以下の傾向が強く見られます。
- 今の配偶者への強い確信:「今の配偶者のことを“これ以上の相手はいない”と思った」「今の配偶者を大切にしたいと思えた」
- 謙虚な自己評価:「今の配偶者は自分にはもったいないくらいの相手だ」と感じている
反対に「婚活納得感」が低いほど、「もっと良い相手がいたかもしれないと思う」や「かなり妥協して配偶者選びをしたと思う」が高くなっています。
量より質! デート相手の数や交際経験は「婚活納得感」に影響しない
一般的には、デートの回数や交際人数など、比較対象が増えるほど「選ぶ目」が養われ、判断の精度も上がると思われがちです。
しかし、今回の調査で得られた結果は、そうした一般的な感覚を明確に否定するものでした。
「デートした人数」と「婚活納得感」に相関はない
次に、既婚者がどのくらいの数の異性とデートを経験してきたのか、またその人数が「婚活納得感」に影響するのかを検証しました。


交際の有無にかかわらず1対1でデートした人数を全てカウントすると、
男性では「2〜9名」「10〜19名」とのデート経験者がボリュームゾーン。
女性は「2〜9名」とのデート経験者が大多数を占めています。
デート経験人数は、配偶者とのみデート経験がある方から300名超えの方まで幅広いにもかかわらず、男女とも「婚活納得感」に相関は見られませんでした。
婚活納得感はおおむね 6点台で安定しており、たくさん会ったからといって満足度が際立って上がるわけではなく、逆に少なくても満足度は低くありません。
「もっと慎重に配偶者を選ぶべきだった」という後悔は、デート人数に関わらず一貫して1〜2点台となっており、たくさん会っても会わなくても、「この選択で良かった」という結論は変わらない傾向にあることがわかります。
デート経験が裏目に出ることも? 男性の納得感が低下する「境界線」
男性に関しては、デート経験人数が50名を超えると、むしろ「婚活納得感」が下がり始める傾向にあります。デートでは男性側のコスト負担が大きくなりやすいため、あまりにデート人数が多いと金銭的にも精神的にも疲弊感が増したのではないかと考えられます。
過去の交際人数が少なくても、婚活納得感は左右されない
なお、同アンケートにおいて「交際経験人数」に関しても回答を集めたところ、「交際経験人数」も「婚活納得感」とは関係がないことが判明しています。


交際経験が少ないと「この人しか知らない」と不安になるかと思いきや、実際には高い納得感を抱いている。
一方で、経験豊富なら目移りするかと思いきや、実際には「この人が最高だ」という強い確信を持っている。
結局のところ、「過去に何人と付き合ったか」よりも「今の相手とどう向き合っているか」という現在の主観が重要です。
「自己決定感」だけでは不充分! 妥協が招く婚活納得感の低下
調査の結果から婚活における「自己決定感」と「納得感」の関係について、もう1つ重要な事実がわかります。
一般的に、自らの意思で人生を選び取る「自己決定感」は幸福度と比例しそうですが、データが示す現実はもっとシビアです。
婚活において、納得感の高い層と低い層を分ける決定的な要因は、単なる「決断の有無」ではないことが明らかになりました。

データによれば、自分で決めたという「自己決定感」のスコアは、婚活納得感が高い層(6.00以上)と低い層(5.40〜5.50)で、実はそれほど大きな開きはありません。
しかし、その中身には驚くべき対比が見られます。
納得感が低い層では、「もっと良い相手がいたかもしれない(スコア7.00)」という未練や、「妥協して選んだ」「もっと慎重になるべきだった」といった後悔が強く、それが夫婦関係満足度1点台という著しい低迷に直結しています。
対照的に、納得感が高い層は「今の配偶者のことを、これ以上の相手はいないと思った(スコア6.32〜6.51)」という極めて強い確信を抱いています。
この対比から言えるのは、形式的に「自分で決める」だけでは、幸せな結婚には不充分だということです。
迷いのないプロセスを経て、「自分で選んだこの人がベストだ」という強い確信を伴って初めて、自己決定感は揺るぎない納得感へと昇華されるのです。
納得できる相手を選びたいなら、「相手を思う気持ち」と「謙虚さ」が鍵
では婚活において、どうすれば心から納得できる相手選びができるのでしょうか。
これまでの調査結果から、「婚活納得感」が高い人ほど、「今の配偶者を大切にしたいと思えた」「今の配偶者は自分にはもったいないくらいの相手だ」と感じている傾向があります。
結婚という人生の大きな転換点で納得感を高めるには、3つの要素が鍵となります。
- .自己決定感:受け身ではなく、自分の意志で選択する感覚
- 相手への愛情:「相手を大切にしたい」という強い気持ち
- 謙虚さ:「自分にはもったいない相手だ」と感じる謙虚な自己評価
まずは条件に振り回されず「自分の価値観でこの人を選ぶ」という自己決定感を持ち、主体的に動くことが大切です。
次に、相手の欠点ではなく美点を探す加点方式を意識し、ささいなことであっても拾い上げて感謝すると「相手を大切にしたい」という気持ちが自然と芽生えてきます。
そして、「理想」と「現実の自分」を照らし合わせ、自分が相手に求める条件を、自分自身が相手に提供できているかを冷静に振り返るようにしましょう。自分の至らなさを認める潔さが、相手を敬う余裕へと変わります。
これらをうまく循環させ、「納得できる婚活」を実現させましょう。
<出典記入方法>
本調査結果を引用する場合は出典として「配偶者選びにまつわる感情に関する調査2026(ナレソメ総研調べ)」及び、本記事URLを必ず明記してください。
<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2026年1月19日(月)〜1月30日(金)
<調査対象>
配偶者がいる男女
<回収サンプル数>
425名(男性89名、女性336名)
ナレソメ総研




